たくぞうのブログ

趣味の文学、映画、音楽などについて書きます。

新居、雑感

2022-12-08 11:57:42 | 日記

転職して半年ほど経った。なんとかやっています笑

全くの異業種だったので、当初は不安でしたら、今は少しは仕事にも慣れてきた感じはあります。まだまだ修行の身なので、勉強しないといけないことばかりですがー

 

五日前くらいに場所も京都の郊外に越してきまして、フルリモートで仕事しています。

学生時代に暮らしていたことから幾らか土地勘もありますが、まだまだ慣れないですね。

 

しかしやはり京都の街は好きです。自然もいいです。関西の人は気さくで接しやすいです(荷物を運んできたクロネコのお兄ちゃんがすごいいい人だった)。

 

新しい土地で暮らすと気持ちも新鮮になります。基本的に僕は田舎が好きなので、ここでも自然に近いところで暮らしていますが、いろんなインスピレーションを得られそうで嬉しいです。

 

また何かあれば更新します。できるだけ頻度を高めたいなぁ…。


梅の花

2022-03-24 17:23:58 | 日記

梅一輪 一輪ほどの 暖かさ

先週、公園に行くと梅の花が咲いていた。満開ではないかもしれない。

上記の句は芭蕉の弟子、服部嵐雪の句だ。段々と春らしい気候になってきたが、まだちょっと寒いね。
僕の好きな梅を詠んだ句には、芭蕉の

先ず祝え 梅を心の 冬籠

がある。僕が雪国に住んでいるので、この感情は染みるものがある。

他にも、春の句では、漱石の

永き日や 欠伸うつして 別れ行く

も長閑な春の感じが出ていて、好きだ。

それにしても春になるとやっぱり眠い。


言葉について

2022-03-03 17:42:27 | 日記

今日、図書館で借りてきた『不滅の哲学 池田晶子』を読んだ。

はじめに、

死の床にある人、絶望の底にある人を救うことができるのは、医療ではなくて言葉である。宗教でもなくて、言葉である ー

という池田晶子の書いた言葉の引用があるのだが、なかなかハッとさせらえる文章である。

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自分は小説を書いたり、日々何かしらの文章を書いているが、そのため、言葉というのには人並み以上には敏感かもしれない。
しかしこの言葉というのはいまだよくわからない。

「はじめに言葉ありき」

という聖書の言葉あるが、ここまで大袈裟でなくても、やはり、ロゴスのような原初的な何かが、言葉にはあるような気がする。

イスラーム研究者としても著名な井筒俊彦は、「存在はコトバである」という一節を残しているらしいが、言葉は単に僕が発したり、書いたり、そういう類のものではなく、ましてやコミュニケーションの機能としてのみ働くものでは毛頭ない。そうではなくて、もっと人間の内在的な存在を決定づけるような何かなのだろうか、と私はちょっと思ったりする。

 

僕はできるだけ、文章を書くときは、自分の言葉で語りたい、そう無意識に言い聞かせているような気がする。心掛けている、というのでもないが、やはりできるだけ自分の内側から発せられる言葉を書いていきたいと思うし、それは何か物を書く端くれとしての特権であろうか、とも思う。

 

池田晶子さん、ちょっとこれからも気になる哲学者である。もう少し読まないとな。


身辺のことなど

2022-02-27 20:56:25 | 日記

このブログを始めて一ヶ月以上が経過した。皆さんのブログを読むのも楽しいし、書いた記事に反応があるのもまた嬉しい。

更新頻度がまばらだが、皆さんのおかげてまた続けていけそうだ。感謝感謝。

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最近、ノベルアップ+というサイトで地味に小説などを投稿している。
https://novelup.plus/user/514612793/profile

大学時代に文芸サークルに入っていたので、前から小説を書くのが好きだったが、最近ウェブの方でも小説を公開しようと思うようになった。
こちらもいい感じの頻度で更新したい。

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自分のことを少し話すと、僕は今、働いていた会社を辞めて、某プログラミングスクールにて、プログラミングの勉強をしている。
今年中には就職先を決めたいがどうなることやら。

こちらの方は、本当に手探りの状態でなかなか分からないことも多いので、まぁ気晴らしというか趣味で小説などを書いている次第ですね。

今日はこの辺で。

 


Al Haig-Jimmy Raney 『Special Brew』を聴きながら

2022-02-16 12:44:32 | 日記

幾時代かがありまして、茶色い戦争ありましたー

大林宣彦の遺作に、この中也の詩が引用されている箇所があって、カラフルな色彩、マッドだが繊細な戦争というか人間描写をしていたあの傑作映画を思い出す。

何やら世界の、西の方、北の方で、きな臭い感じが漂っている昨今であるけど、さて、どうなることでしょうね。

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今日は久々に、朝からレコードでジャズを聴いてみた。
Al Haigは私のとっても好きなピアニストだ。

ジャズピアニストの中で一番クラシック的な演奏家は誰か、と聞かれたら私はまずこの人を挙げると思う。うん、今聞いてもやっぱりクラシカルな演奏をする人だと思う。音の粒がはっきりしていて、なお細かく切り込んでくる。音の彩りが綺麗である。そしてエヴァンスに似たような独特の哀愁もある。ここら辺はジャズのもの哀しさもしっかりとフレーバーとして感じられる。
エヴァンスとの対比で言うなら、エヴァンスの方が音作りに濃厚な、重厚な感じがあるだろうか。
よくも悪くもアルヘイグは軽さがあるようにも感じる。
聞いていて、とても気持ちがいい。ジャズを聴くときはウイスキーとかロックで飲むのが良さげだが、アルヘイグはもうちょっと、軽く、カクテルで飲んでもいいような気がする。

そして、Jimmy Raneyのギター。
彼は結構早引きをする。そしてよく詰まる。そこら辺が特徴なんかな。
この人も軽快な滑らかな微風のような演奏をする。
ケニーバレルのような渋さや、グラントグリーンのような音の硬さはない。
この人のギターも気持ちがいい。

こんな感じで、気持ちのいいのコンビである。私は特に二曲目『We'll Be Together』が気に入った。バラード風の演奏である。余韻がきもちいい。

これは決して名盤とはいえない代物だろうが、何もない昼下がりに、一人で聴く分には、なんか重宝しそう。
みんな力も入っていないし、あっさりしている。それがものたりない人もいるだろが、ながら作業用のBGMとしても良さそう。

まぁそんな感じかな。