損切り無用!月足チャートでスロー投資

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さわかみファンドに理論はあるのか?

2007-04-08 06:50:54 | 専門家の悪口
 さわかみファンドの基本方針(ひいては理論、ノウハウ)を、ごく簡単に説明するなら、「日本を代表する優良企業の株を長期で保有して、大きな値上がり益を獲得しよう」となるのだろう。

 かつ、「優良な銘柄でも割高なものは避け、割安で将来的に有望なものだけを買う」、さらに「選んだ割安・有望な株が何らかの要因で大きく下げた時、それを果敢に拾う」ということだ。

 この単純なノウハウのなかで最も難しいのは、「割安で将来的に有望な銘柄を選ぶ」という部分である。ここに「沢上ファンドのファンドマネジャーの真骨頂がある」といいたいのだろうな。沢上氏は。

 しかしながら、割安・有望株探しはどのファンドでもやっていることで、沢上ファンドのファンドマネジャーだけが優秀だということはありえない。すると、沢上ファンドは割安・有望をどこで判断しているのか。

 推測だが、やはり長期チャートを見ているのだと思う。もちろん、20年以上にわたる月足にほかならない。つまり東証1部の有力企業を対象にし、20年超チャートで株価が安値水準にある銘柄を狙う、ということだ。

 ならば、沢上ファンドの方針、理論、ノウハウは私とほとんど同じではないか。もちろん、私にはろくな方針、理論、ノウハウがないのだから、沢上ファンドにしても、たいした方針、理論、ノウハウなんかないのである。

 しかしながら沢上ファンドとしては、こうした方針、理論、ノウハウのなさを世間に暴露するわけにはいかない。したがって、「長期足を重視する」という、あまりにも単純なノウハウを隠しているのではないのか。

 事実、私は、過去の沢上氏の論説に「長期足を重視する」との記述を一度も見たことがない(もし、あったら素直に謝るが)。

 そして、それをごまかすかのように「何十年か後に光り輝いている姿を想像できる会社を選ぼう」とか、わけのわからないことをいっている。

 正直に「長期足を見て銘柄を選んでいる」といえばいいのに!

 ただし、沢上ファンドが確かな実績をあげているのを見れば、これ以上の悪口はいえない。長期投資とは本当に、バカみたいにシンプルなものなのだから。

 とはいえ、もう一つだけ悪口を。私が沢上氏の発言で最も不愉快なのは、氏が「私のような長期投資家は、暴落が起こった時、安くなった株を喜んで買う」と強調する点である。ひと言いっておこう。

 それは、あなたが運用しているのが“他人の金”で、自分の金ではないからですよ。




  


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