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持ち株の粗方に利、乗らば転機近し

2007-03-30 17:18:01 | 筆者の投資格言
 3月相場が終わった。2月末の世界連鎖株安を引きずったものの、国内相場はまずまず堅調といえるのではないか。

 その2月末の連鎖株安の直前、私は急落の予想など、もちろんしなかったし、できなかったものの、「くずれるといやだな」とは懸念していた。なぜなら日経平均が1万8,000円台に乗せ、私の手持ち二十数銘柄にしても、その多くに評価益が発生したからだ。

 「持ち株の粗方に利、乗らば転機近し」

 この格言(のようなもの)は1993年の作。同年春、当時は確か以下の銘柄しか持っていなかったが、そのすべてに利が乗った(売れば利食いできたということ)のである。

・住友鉱、帝石(今の国際帝石)、東京田辺薬(同三菱ケミカルか?)、関東電化、東芝セラミ(上場廃止)、コンラックス(同)、佐伯建設

 こうした時期が実は一番、危うい。「相場全体が上昇して、持ち株のあらかたに利が乗ってきた場合は、目先、急落に要注意!」なのである。93年春、喜んでいた後に大きな下げ相場が到来したことは歴史が示す通りだ。

 で、その対策はというと、持ち株を早めに利食いすることでは決してない。「買い増しや新規買いを極力、控えること」であり、「急落時の買い増しや新規買いに備え、現金を用意しておくこと」なのである。

 だが、これが本当に難しい。私が自らを「下手くそ」と呼ぶゆえんである。

 

 

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