暖かくなり多摩川でたくさん花が咲いています。
今日は多摩川で見られ、皆様からのご質問の多い、似ている植物の見分け方をご紹介します。
多摩川では黄色い花が一面に咲いています。左がセイヨウカラシナ、右がセイヨウアブラナです(携帯、スマホのひとは上がセイヨウカラシナ、下がセイヨウアブラナです)。
見分けるポイントは、葉が茎を抱いているか抱いていないかです。
市内の多摩川ではセイヨウカラシナが非常に多く、セイヨウアブラナは少ないです。
続いて左がカラスノエンドウ、右がスズメノエンドウです。豆の仲間なので、エンドウ豆みたいなさやがついています。
さやの中には豆が入っています。カラスノエンドウの豆の数は多く、スズメノエンドウの豆は2つです。
スズメノエンドウの方が花が小さいです。
カラスノエンドウは市内の多摩川のあちらこちらで見られます。スズメノエンドウの方が生えている場所が少ないです。
こちらはカスマグサ。豆は4つです。カラスノエンドウとスズメノエンドウの間の形質からカスマグサ(カス間)という名前がつきました。
スズメノエンドウよりもさらに生えている場所が少ないです。
最後に左がカキネガラシ、右がイヌカキネガラシです。
カキネガラシの果実は枝にピッタリくっついていますが、イヌカキネガラシは枝から離れています。
この画像は、植物を採集してスキャニングしたものです。
多摩川自然情報館では、このようにスキャンした植物の図鑑を作り、展示しています。
また、近日中にこの植物図鑑を貸し出す予定です。
本日ご紹介した植物も順次公開する予定です。
皆様も多摩川自然情報館に来て、多摩川の植物の名前を覚えませんか?
イージ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます