時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

なにがなんでもゼロコロナ

2022年12月04日 | 時のつれづれ・師走 

多摩爺の「時のつれづれ(師走の28)」
なにがなんでもゼロコロナ

サムライブルーの大活躍もあって、俄サッカーファンもワクワクする日が続いている。
前回のロシア大会から4年しか経ってないのに、
前回の開催国は、いまやスポーツの世界から見向きもされない国に成り下がってしまった。

また、お隣の大陸を起源とした新型コロナウイルスが・・・ 世界に蔓延して3年の月日が経つ。
両国ともに・・・ その責任を、少しぐらい感じているのだろうか?

たぶん、そんなことは微塵も思ってないんだろうから、
厳しめの言葉で言えば・・・ 「恥を知れ!」ではなかろうか?

ロシアのことは、ひとまず置いておくが、
コロナウイルスの撲滅を目指して、ゼロコロナ政策を頑なに取り続けてきた中国だが、
ここにきて、毎度毎度のPCR検査とロックダウンに辟易した、
国民からの反発が・・・ 日に日に大きくなってきているようだ。

世界を見れば、感染者数はまだまだ多く、収まった(治まったかな?)感は全く持ってないが、
この3年間で学んだことがあるとすれば・・・ それは一つ、
コロナウイルス対策の基本は、時間をかけて耐えながら、共存(ウィズコロナ)することであり、
撲滅(ゼロコロナ)することは・・・ 無理ということだった。

かつてはこの国にも、PCR検査をフル活用した、ゼロコロナ政策を賞賛していた、
医療関係者やコメンテーターなどの知識人が、メディアに出ずっぱりで持論を展開していたが、
その方々たちを、見かけなくなって久しい。
しこたま稼いで、満腹になったのであれば、あまりにもバカにしているのではなかろうか?

いまになって振り返れば、毎年のように寒くなると蔓延するインフルエンザですら、
遠い昔から撲滅できてないにも拘わらず、
コロナウイルスだったら、撲滅できると考えていたことの方が、思い上がりも甚だしく、
傲慢だったと言わざる得ないのかもしれない。

しかし・・・ 頭が良いのか、悪いのか、そこんとこはどうでも良いが、
コロナウイルス起源の国であって、メンツの国では、一度でも口にしてしまうと、
プライドが邪魔して、その政策が間違いだったと認めることができず、
撲滅できるとの過信が気にかかり・・・ ゼロコロナ政策への執着を改めようとはしないでいる。

1週間前には、首都・北京を含む大都市で・・・ 政権が執着を続けるゼロコロナ政策に対し、
不満が爆発してしまい、とうとう大規模な騒動になったようだが、
その中心に居た学生たちに「感染拡大の恐れあり。」との情報を流して、
ロックダウンを嫌がる学生たちを、次から次に帰省させるんだから、もはや滑稽の極みである。

そもそも・・・ この国で自由や、人権なんてものは、
辞書に載ってる言葉の一つでしかなく、
辞書に書いてある解説は、家庭のなかを除けば・・・ 存在すらしてないのだろう。

共産党が実権を握ってから・・・ かれこれ80年、
国民を守る側にいる公安(警察)や軍隊が、平気で殴る蹴るを繰り返してきたにも拘わらず、
それを甘受し続けてきたんだから、
冷たいようで申し訳ないが・・・ 好きにすれば良い。

自由がほしいなら、声をあげて行動を起こすことだが、それは血を流すことを意味しており、
第二の天安門事件が起これば・・・ なんて、西側に住む人間は期待するものの、
殴られ、投獄されることを、目の当たりにしている人々が、
本気になって行動を起こすことに期待をかけるのは、そもそも無理というものではなかろうか?

威勢が良いのは国外に住み、その国で自由というものを知った者たちだけだろう。
とはいえ・・・ いずれ大使館や領事館に所属する、
本国から派遣されているであろう、監視員
の視線が気になり始めると、
国内に住んでいる、家族や親族のことが頭にチラつき始め、あっという間に尻すぼみになるはずだ。

なんだか、投げやりな発言になってしまうが、
いざとなれば、自分や家族が可愛いのは、人間誰しも同じである。
そう捉えれば、声をあげることは素晴らしいし、尊いことだと思いもするが、
声をあげられなくなっても・・・ けっして、非難されるものではないと思ったりもする。

また、ゼロコロナ政策の背景には、膨大な量のPCR検査業務があり、
政権と繋がり、政権の威を借りて・・・ 濡れ手に泡で、小銭をしこたま貯めこんだ、
表舞台に顔を出しているにも拘わらず、
批判の矛先が向かない連中がいることも、忘れてはならないだろう。

彼らは、けっして悪いことをやってるわけじゃないが、
いまとなっては、PCR検査で美味い汁を吸った彼らが、焼け太りしてしまい、
抵抗勢力となって・・・ 政権や、地方幹部と連んでいることから、
政策にブレーキをかけ、方向転換できない事情もあるのではなかろうか?

一方で、毎度毎度テレビに映し出される、いつもPCR検査を受けている人々を見れば、
なんだか、気の毒だと思いもするが、
ロシアのように兵隊に採られて、戦地に行けと言われてる訳でもなく、
政権サイドは、命を守ろうとしてるわけだから、これを避難することも難しい。

ワールドカップで盛り上がり、会場の内外でマスクを外して大騒ぎしている姿だって、
国民には見せないよう、わざわざカットして放送するぐらいだから、
驚きを隠せないし・・・ なにやってんだである。

海外ではコロナが蔓延して、死者が多く出ている・・・ だからロックダウンなんだと、
国内に発信していたことが、嘘だったとバレてしまうからだと思うが、
これを見ただけでも、ゼロコロナ政策への執着と執念は・・・ 途轍もなくすざましい。

女性の副首相が・・・ 新たな局面を迎えたと、見直しを示唆するような発言をしたが、
老婆心ながら思うに、来週以降、彼女がその職に就いているのか気にかかる。
メンツの国で、トップのメンツを潰す発言をして・・・ 無事でいるわけがない
あの国では、普通にあることだから。

ここまで世界を疲弊させ、不安と不幸に陥れた、許し難い悪党は誰だと問われたら、
この国に住む人々の多くは、
赤いきつね(プー)と、赤いタヌキ(シュー)と即答するのではなかろうか?

許し難い悪事とは・・・ ロシアが起こしたウクライナ侵略と、
コロナウイルスを世界に拡散したうえで、中国が取ったゼロコロナ政策であり、
程度差こそあれ・・・ 世界の経済を疲弊させるとともに、
直接的にも、間接的にも、多くの人々の命を、奪い続けていることである。

しかもそれは・・・ 1人の人間のエゴから始まった、紛れもない人災であり、
止めようと思えば、明日にでも止められるはずなのに、
その判断ができないのだから、腹立たしい思いは・・・ すでに沸点を超えている。

ロシアしかり、中国しかりだが、その根底にあるのは・・・ 共通する思想であって、
多くの国民は、平等という耳障りの良い言葉にたぶらかされて、
自由と人権を、お上(政権)に差し出し、引き換えに手に入れた共産主義、覇権主義が、 
結果として、この騒動を生み出したと言っても過言ではあるまい。

気の毒だと思うが、治安当局と軍が政権にべったりで、
彼らが美味い汁を吸ってる限り、この状態は続いてしまうだろう。
あくまでも個人的な思いだが、
これらの国は、今後多くの血を流す覚悟がない限り、変わることは不可能なのかもしれない。

もはや、どうしようもないと思いもするが、打開策は・・・ ないのだろうか?
ちょっと過激で、品のない物言いになってしまうが、
「バカは、死ななきゃ治らない。」
森の石松じゃないが・・・ たぶん、そういうことなんだと思うが、如何なものだろうか?

著しく品格に欠けた、滅相もない言葉を口走ってしまって・・・ 恥ずかしいが、
そこら辺りに屯してる爺さんが、いくら腹を立てても、屁の突っ張りにもならないんだから、
これから先は・・・ 若い方々に任せるとして、
細々と年金生活をしながら・・・ 口だけは達者でいたいと思っている。

最後に余談を一つ・・・ 本来なら心で思っていても、口にしちゃいけないことだが、
オブラートに包んで、心の内を遠回しに吐露させてもらうと、
「出でよ! ゴルゴ13」、「中村主水(必殺、仕事人)は、いまいずこ」であって、
そう思っている人は、私だけではないと思うが・・・ 如何なものだろうか?

やれやれだが・・・ たった二人の悪党のために、
平和で美しい青い星が、ホントに難儀なことになってしまった。

改めて記しておくが、共産主義を選択するということは、自由と人権を返上することであり、
そこに軍事力が整えば、あっという間に共産主義は、覇権主義へと変貌し、
他国に喧嘩をふっかける物騒な国になるということを、
若い方々は肝に銘じておいてほしい。

とはいえ・・・ 赤いタヌキが、ウィズコロナに転換することには反対ではない。
「やっと分ったか! バカヤロー。」ではあるが、
これからどんな言い訳を並べて、なにがなんでもゼロコロナだった政策を緩めてくるのか、
その屁理屈に、注視したいと思っている。

追伸
ちょっとばかり乱暴で、無責任なことを綴ってしまい、
恥ずかしい内容となってしまったが、
あくまでも個人的な思いであって、本件について議論するつもりはないので、
勝手ながら・・・ ご理解をいただければ幸甚である。


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2 コメント

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Unknown (1948219suisen)
2022-12-04 06:44:26
正論だと思います。
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Unknown (多摩爺)
2022-12-04 07:00:21
水仙さん、おはようございます。

他国のことなのに、
毒舌が過ぎて、ちょっと反省しています。
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