多摩爺の「時のつれづれ(師走の49)」
おせちも良いけど・・・
若干の地域事情はあると思うが、保育園の冬休みは、親の仕事との関係から、
全国的に年末の12月29日から年始の1月3日までの、6日間が一般的になっている。
一昨日、今年最後になった保育園へのお迎えに行ったとき、
車の中での女房と孫たちの会話が、あまりにも面白かったので記しておくことにした。
「お正月になったら、みんなでパーティーしようと思うんだけど、
◯◯ちゃんと◯◯ちゃんは、なにか食べたいものある?
お婆ちゃんが作ってあげるから・・・ 教えてくれない?」
車の中で騒ぎまくる孫たちに向かって、女房が優しく問いかけると、意外な答えが返ってきた。
下の孫(4歳男児)が「◯◯ちゃんは、からあげクンのレモン味かな。」と即答すると、
上の孫(6歳女児)は「私が一番好きなもので良いの?」と聞き返えすと、
女房の耳元で恥ずかしげに「お婆ちゃんちの冷蔵庫にある黒豆納豆が一番好きなの。」と云ってきた。
その昔、年末年始になると「おせちも良いけどカレーもね。」と、
「お正月を写そう。」っていう定番CMが、無限ループのように流されていた時代があったが、
まさか、まさか、カレーじゃなくて・・・ 「黒豆納豆」と「からあげクン」とは、
申し訳ないが、こればっかりは気がつかなかった。
二人の注文を聞いてた女房が「あなたたちって、なんて安上がりなよ。」と云いながら、
「黒豆納豆は賞味期限があるから、帰ってから食べようね。」と云ったら、
上の孫は即座に「やったー。」だが、
下の孫が「からあげクンは?」と云いながらむくれてしまった。
どこにでもあるような、ほのぼのとした出来事だが、
こういったやり取りを聞きながら、
ルームミラーに映る光景をチラチラ見ていると・・・ なんだかホッコリしてきた。
孫たちが食べたいと云ってた「黒豆納豆(黒千石小粒なっとう)」と
「からあげクン(レモン味)」は・・・ 二つ買っても、
ワンコイン(500円)でお釣りが来るし、調理しないで良いんだから、
ニコニコしていた女房の気持ちを察すれば、きっと心地よい肩透かしで1本取られた感じなんだろう。
秋口に女房が帯状疱疹を発症し、毎日がドタバタだったが、既に3ヶ月が過ぎ、
ペインクリニックの効果もあって、随分楽になったとは云ってるが、
未だに後遺症(神経痛)と付き合う日々が続くなか・・・ 暦は確実に前へ前へ時を刻み続け、
来週はもうお正月なんだから・・・ 1年がホントに短いし、早く感じてしまう。
ときめきが無くなると、1年経つのが早く感じると聞いたことがあるが、
お迎えの車を運転しながら、ルームミラーにチラチラ映る、女房と孫たちとのやりとりに、
小さな、小さな・・・ ホントに小さな幸せを見つけたような気がするし、
孫たちのキラキラした瞳に、ときめきすら感じてしまった。
孫たちの成長が、老夫婦のこれからに・・・ きっと、ときめきをもたらしてくれんだと思う。
そういった気持ちで捉えれば、1年経つのは早く感じても、
そのぶんだけ、ときめきという幸せ(気づき)には、早く出会えるし、
私たち老夫婦に残された時間からみても・・・ むしろ、万々歳なのかもしれない。
週が明ければ、齢70となり・・・ 古希の春を迎える。
悠々緩々(ゆうゆうかんかん)の如く、時勢に一喜一憂することなく、心穏やかに落ち着いて、
どこにあるか分からない、小さな、小さな幸せを見逃すことがなければ、
時の経過を早く感じることがあっても・・・ ときめきにつながるんだから、嬉し過ぎるだろう。
なお、私の場合は・・・ そもそも論で、納豆は苦手で食べられないし、
鶏肉は嫌いじゃないが、牛肉や豚肉の方が美味いと思ってるので、
「黒豆納豆」や「からあげクン」より、「おせちも良いけどカレーもね。」を支持したいが、
孫のご機嫌を考慮すれば、「黒豆納豆」と「からあげクン」は買っとかなきゃならないだろう。
上の孫(6歳女児)が大好きな黒豆納豆、女房も好きだけど私は苦手である。
からあげクンレモン味ブームは健在だったのですね( ^_^)
以前、tamajii さんが、お孫さんはからあげクン瀬戸内レモン味とおっしゃっていましたが、まだまだブームは続きそうですね。
黒豆納豆が好きというのもまたとても可愛いですね!!
tamajiiさん夫妻もお子さんもお孫さんも体調お気をつけて、楽しく年を越してくださいね!
素敵なお話をまたまたありがとうございます( ^_^)
お肉が好きな孫なので、女房は焼き肉とかカツ丼を期待していたようです。
からあげクンは、あるかなと思ってましたが、まさかの黒豆納豆にはホントに驚きでした。
そろそろ実家から美味しい蒲鉾や竹輪が送ってくるので、それも一緒に食べて、良いお正月になればと思っています。
コメントを頂戴しありがとうございました。
来年は区切りの古希であり、上の孫はピカピカの一年生ですから、
年齢差は63歳ですが、お互いに刺激し合いながら、頑張って良い年にできればと思っています。
それでも老眼鏡をかけて読んでます、アハ
大変申し訳ございません。
痛いところを突かれた思いですが、
私的には、句読点毎に改行を入れたり、段落を入れたりして工夫しており、
フォントについてはご容赦願えればと思っています。
読みづらくて申し訳ございませんが、ご容赦いただければ幸甚です。