多摩爺の「時のつれづれ(皐月の22)」
残念! 赤銅色の天体ショー
昨夜は・・・ 2018年7月28日以来というから、3年ぶりとなる皆既月食に加えて、
約30日周期で満ち欠けを繰り返し、1年で12~3回巡ってくる満月のなかでも、
一番大きな満月(スーパームーン)が見えるはずだったが、
北多摩の空には、残念ながら雲のベールが掛かってしまい、
赤銅色の天体ショーを見物することは叶わなかった。
朝から夕方まで、報道各局のお天気キャスターは、
皆が皆、口をそろえて「なんとか見える。」って言ってたんで、
夕方からデジカメの電池を充電して、準備万端で待ち構えてたんだが、
自然が相手だと、こんなこともあるから・・・ まっ、そういうことだと納得するしかない。
夕方のニュースで、お天気を担当した気象予報士さんたちは、
恐らく「見えない。」って分かってたんだろうけど、
あれほど、朝から焚きつけていたんだから、直前になって「無理」とは言えないだろう。
予報が外れて、可哀想だと想いもするが、期待が裏切られる方がもっと辛いから、
もしも、情報を持ってたんだったら、正直であってほしいと思う。
実は・・・ 7年前(2014年10月8日19時28分)、
北多摩の空で見えた、赤銅色の天体ショー(皆既月食)の写真があるので、
今回はそれをアップさせてもらう。
昨夜、雲の上では・・・ 恥ずかしくもないのに、
こんなにも赤面した、お月様があったのかと思えば、やっぱり、見てみたかったと悔しくもある。
日食のように、地球と太陽の間に月が入って、太陽を隠してしまうのではなく、
月食の場合は、太陽と月の間に地球が入って、地球の影によって、いつも見ている月の色が、
黄色から赤銅色(しゃくどういろ)に変わって見えるらしい。
因みに赤銅色とは・・・ 艶がある暗い赤色のことで、
日焼けした肌の色をさす小麦色よりも、もっと日焼けした、海の男のような逞しい肌の色を「赤銅色」というらしい。
イメージしやすい例え方が・・・ 粋というか、いかにもこの国らしい表現だと思う。
21時をちょっと過ぎたあたりで、やっと雲間から薄いベールに包まれてはいたが、
月食で一部が欠けた状態から、満月に戻る途中の、上弦の月のような半月が確認できたが、
そのお月さまの色は・・・ 既に赤銅色から、安物のタクアンのような薄っぺらい黄色になっていた。
この次に「皆既月食+スーパームーン」が見えるのは、2033年の10月8日ということらしいから、
今夏67歳になる私は、傘寿の手前になってるが、健康なら・・・ まだまだチャンス有りなんだが、
それもこれも、お天気次第だから、期待はしてても、当てにはならないことだけは、肝に銘じておかねばならない。
いやぁぁぁ・・・ 残念でした。
次は12年後、それまで元気でいたいね。
次は12年後ですから、頑張らなきゃいけませんね。
私も、前日からデジカメに長玉付けて、三脚も準備しておいたのですが。
12年後を期待しましょう。