多摩爺の「こりゃ美味い(その50)」
スープ餃子セット 元祖ハルピン(東京都三鷹市)
久しぶりに三鷹に来たので、以前テレビで見たことがある絶品餃子のお店に行ってみることにした。
店名を忘れてたのでネットで「 三鷹 餃子 」で検索したら・・・ 「ハルピン」でヒット、
そうそう、そんな名前の店だったような気がする。
地元の人気店であり、食べログの百名店(餃子)に選ばれたことがある餃子の名店「ハルピン」は、
JR三鷹駅の南口から調布方面に歩いて、4個目の信号を右に曲がったところに、
隣り合わせで「ハルピン」の看板を掲げた店舗が2軒あった。
一軒目は「餃子のハルピン」、そしてもう一軒は「元祖ハルピン」で、
どちらも店名がハルピン(大陸の地名)だから・・・ なんだかややこしい。
ややこしついでに、ネットで調べてみたら、
大陸のハルピンで生まれた姉妹が、お隣りどうしに店舗を構え、
両店ともに餃子を売りにしたメニューで、町中華を営んでるというんだから、
仲が良いのか、ライバル心むき出しなのか・・・ その真意は分からないが、ちょっと面白い。
訪問したのが水曜日で・・・ 「餃子のハルピン」は定休日だったが、
両店舗ともにメイン料理は餃子だし、両店舗ともに食べログの餃子百名店だから、
躊躇うことなく、開いてる方の「元祖ハルピン」に入店した。
店内はカウンター席とテーブル席で、全部で9席しかない小さなお店だったが、
平日でもあり、開店(11時30分)して間もなかったことから、
先客はテイクアウト待ちの若い男女に、学生らしき女性の2人連れと私で5名だけ、
人気店とはいえ、ビジネス街じゃないので・・・ そんなに混むこともないようである。
注文はライス、サラダ、ザーサイに餃子がセットになった「スープ餃子セット」にしたが、
餃子はエビ、イカ、チーズ、セロリの、いずれかから選べるシステムになっていて、
チーズとセロリは苦手なんで、エビかイカの二択から・・・ エビを注文
よくよく考えてみたら、車じゃないんだから、単品にビールでも良かったのに、
女房の躾が良いのかどうかは分からないが、
昼からビールを飲むのは、なぜか罪悪感があって、注文した後から後悔することが多い。
たぶん貧乏性なんだと思うが・・・ どうしても、この壁を越えられないでいる。
注文してから5~6分経っただろうか?
ザーサイ、サラダ、ライス、そしてスープ餃子の順で運ばれてきた。
水餃子じゃなくてスープ餃子だから、中華スープの湯気からして食欲をそそってくる。
ラーメンを出すような丼の中に・・・ 大ぶりの餃子が6個、
肉厚の餡を包んだ皮が、しっかりスープを吸っているのに、箸で摘まんでもちぎれることがない。
オンザライスで、茶碗にワンクッション置いてかぶりつくと、
これぞエビだと感じるプリプリの歯ごたえと、スープの旨みが口いっぱいにジュワァッと広がった。
「おいおいどうした。」
「これっ、めっちゃ美味いぞ!」
口にこそ出さなかったが・・・ 脳天にそんな言葉が降りてきた。
その後はライス、餃子、ライス、餃子、途中でザーサイを挟んで、
またまた・・・ ライス、餃子を繰り返し、
最後に中華ドレッシングがたっぷりかかった、サラダ(レタス)を食べて、
完食するまでに・・・ 5分もかからなかったと思う。
いやぁぁ・・・ 満足、大満足
カウンターの上には「食べログ百名店」と刻まれた盾が、さりげなく置かれていた。
注意して見なきゃ気がつかないような、小さな盾だったが、
その盾が無言で放つ威厳に・・・ 偽りがないことを証明するものだった。
食通が行くような、ミシュランガイドに載ってるお店に行ったことはないが、
町中華、大衆食堂、洋食屋さんなどにフォーカスした、
ガイドブックがあったら嬉しんだが・・・ 一方でそれは、庶民の胃袋を満たすテリトリーに、
無用の混雑を招くことになると思えば、いまのままが良いのかも・・・ なんて思ったりもしている。
だとすれば、食べログのお世話になるしかないかもしれないね。
まっ、それはそれとして、お薦めだよ・・・ この店
餃子好きなら、チョーお薦めだと思う。
追伸
三鷹の前後の駅は吉祥寺と武蔵境で、吉祥寺には井の頭公園があり、孫と出かけたり、
買い物したりでけっこう出かけてたし、武蔵境は女房が子宮筋腫の手術をした日赤病院があり、
趣味の椿を扱ってる園芸店があったり、息子が通ってた都立高校もあったりで、
両駅にはけっこう下車したのに・・・ 三鷹はスッポリ抜けていた。
跨線橋の写真を撮りに出かけたついでだったが、とっても美味しい町中華を見つけることができた。
三鷹はJR中央線沿いではけっこう大きな駅だが、
ほとんど降りたことがなかったので良い発見が出来たと思う。
リタイアと同時にコロナ禍で、すっかり出不精になってしまったが、
元気なんだから、思い切って出かけてみると、
ときめきってほどじゃないが・・・ 意外と楽しいものである。
中華スープに餃子が6個入って、ライスとサラダが付いたのがスープ餃子セット(930円)だが、
餃子の具材は・・・ エビ、イカ、チーズ、セロリから選ぶことができる。
お姉さんが経営する「元祖ハルピン」の隣には、妹さんが経営する「餃子のハルピン」があるので、
機会があれば、今度はこちらにも行ってみようと思う。
そりゃそうですね、75年のこの地に住んでいましたから・・・。(途中、米国に住んだ時は中抜けですが)
椿と言えば、「船木園芸店」ですね。良く行く園芸店で、宿根草のいらなくなったものをいただいてきます。
しかし、パルピンはどちらの店も入ったことがありません。
今度、女房と行ってみます。
地元の方には、いたって分かり易い話しで恥ずかしい限りです。
私は北多摩に住んでますが、武蔵野市と三鷹市は23区に隣接しているのに緑が豊かで、
通勤にも便利だし、仕事とプライベートのオンとオフの切り替えも楽しめそうで、個人的には憧れの町でした。
立川には伊勢丹建設で移転した古い餃子屋さんが今も健在です。
丸山会館は水餃子 焼き餃子 焼き鳥。
餃子天国はトッピング餃子のみ。
お勧めですよ♪情報まで。
情報提供、ありがとうございました。
機会があったら行ってみたいと思います。
立川で古いお店といえば、もう閉店しちゃいましたけど、第一デパートの地下にあったサンモリノです。
「立川で3番目に美味いスパゲッティ」がキャッチコピーのお店でしたけど、
1番と2番のお店はどこだったのか、その謎は未だに解けていません。
3番目理論は、きっと、放送作家の「はかま満緒」ですね。シャボン玉ホリデーや林家三平のコントを書いた人です。三名山、三大砂丘で3番目を覚えている人はいないので、3番目と言うと皆信じると言ってました。
それを聞いてなるほど!と思い今でも覚えています。一番や2番とは言えないけれど、3番なら自信をもって言えますね。
3番には、そういった理由があったんですね。
知らなかったので勉強になりました。
ありがとうございました。