多摩爺の「こりゃ美味い(その45)」
盛岡三大麺「冷麺」 前沢SAレストラン(東北自動車道・上り)
東北旅行を振り返る、昼メシシリーズの最後は前沢サービスエリアで食った「盛岡冷麺」だ。
食欲が落ちてくるこの季節になると、人気なのが「冷やし中華」だが、
東北の麺どころ「盛岡(岩手県)」には・・・ 「盛岡冷麺」と呼ばれる逸品があった。
個人的には「冷やし中華」と「冷麺」の違いが、今一つピンときてないのだが、
麺や具材への拘りを見たら・・・「あっ、そうなんだ。」となるから、
「冷やし中華」と「冷麺」は、似て非なるものなんだと納得せざる得ない。
さらに盛岡には「盛岡じゃじゃ麺」と「わんこそば」という、この地ならでは麺があり、
これに「盛岡冷麺」を加えて・・・ 盛岡三大麺と呼ばれている。
せっかく岩手に居るんだから、三大麺の全ては無理としても、
どれか一つは食べておかねば・・・ 岩手に来た甲斐がないというものだろう。
盛岡市内にある有名店には、残念ながら行くことは叶わなかったが、
前沢サービスエリア(上り)のレストランで食べられることを、予め調べておいたので、
奥入瀬から八幡平(ドラゴンアイ)に寄って、蔵王に向かう途中、
かなり遅くなった昼下がり・・・ やっとのことで「盛岡冷麺」を食べることができた。
東北旅行の昼メシレポートは、これが最後になるので、
今回は、ちょっと真面目に「冷やし中華」と「盛岡冷麺」との違いを中心に、
あくまでも個人的な思いを、見たまま、感じたまま吐露して・・・ 食レポしてみようと思う。
「盛岡冷麺」の麺はツルツルで、超といっても良いぐらいのシコシコ、
噛んでも、噛んでも、噛みきるのに難儀するぐらいの反発力があり、
喉ちんこに、強烈なストレートパンチを浴びせてくるので、
いままでに食った「冷やし中華」の麺とは・・・ 明らかに違っていた。
また、「冷やし中華」は出汁をかけて食べるるが、
「盛岡冷麺」は出汁ではなく、冷たいスープだから、これもまた大きな違いだろう。
さらに大きく違うのは具材ではなかろうか?
「冷やし中華」は、玉子焼き、チャーシューまたはハム、キュウリなどが長細く切られ、
出汁の掛かった麺の上に芸術的に円を描くように盛られているが、
「盛岡冷麺」では、玉子は・・・ 玉子焼きではなく、茹で玉子が使われ、
チューシューも、キュウリも、スライスされたままのものがそのまま・・・ ドカンと盛られ、
最も特徴的なのはキムチが入っていて、これがスープを適度に引き締めている。
さらには・・・ 口直しだろうか、パイナップルが一欠片だから、なんてこったいだろう。
そして・・・ 「冷やし中華」は、幅広で底の浅い皿に盛り付けられてるが、
「盛岡冷麺」は、だれの目にも明らかだが、丼に入っているんだから、
これはもう・・・ 普通に、ご当地ラーメンといっても良いんじゃなかろうか。
味は、もちろん期待通りで、ラーメン通を唸らせる。
美味いね・・・ これ(盛岡冷麺)、
お昼を食べる時間が、少し遅くなったが・・・ 待って良かったと思う。
仙台が発祥と云われている「牛たん焼き」に始まった、東北旅行の昼メシレポートは、
十和田名物のご当地グルメ「バラ焼き」へと続き、締めは盛岡三大麺の代表「盛岡冷麺」と相成った。
拙い食レポを三日間続けて記したが・・・ ネタが尽きたので、これでお終いとさせてもらいたい。
盛岡市内の有名店ではなく、東北自動車道の前沢サービスエリア(上り)で食った「盛岡冷麺」だが、
期待を裏切らない美味だったと思う。
私は昔から盛岡冷麺大好きでよく作ります。茹で卵、胡瓜、焼豚、キムチに西瓜か梨か林檎を足します。パイナップルは入れた事がありませんので、今度挑戦してみます。実はブログに盛岡冷麺を載せようとしていたところです(笑)
盛岡冷麺、ホントに美味しいですね。
簡単に噛みきれない麺には、ちょっとやみつきになりそうです。
私は西瓜は苦手ですが、パイナップルの代わりに林檎は良いかもしれませんね。
美味しいものに出会えると人生、得した感じになりますね。
また行きたい場所ですので食べた事の無い「じゃじゃ麺」にも挑戦してみたいと思います。
仰る通り、美味しいものを食べると本当に幸せな気分になります。
名物に美味いものなしって言いますが、あれはウソですね。