多摩爺の「大人のおやつ(その34)」
100均の塩キャラメル (100円ショップの逸品)
どうやら・・・ 季節が動き出したようである。
日曜の夜遅くから降りだした雨で、昨日の東京(北多摩)は30度を超えることなく、
1ヶ月以上続いていた、異常ともいえる真夏日が・・・ ようやくというか、やっと止まった。
マンションの中庭に、大きな桜の木が植えてあるが、
先週当り(8月末)から、ポツポツ落葉が始まっているのを見ると、
尋常ではなかった今年の夏が、体感に加えて視覚でも確認できるんだから、
もはや驚きだなんて安直な言葉では・・・ 言い尽くせない状況になっていたようである。
昨日は小休止したものの、今日からまたしばらくは、真夏日が続くというから安心は出来ないが、
一息つけたことはありがたいし、
おかげで昨夜は、南北の窓を開けて網戸にしておけば、
エアコンを付けることなく、扇風機だけで朝までぐっすり眠ることができた。
暑すぎる日が続いた今年、アイスとポカリと麦茶は、冷蔵庫に欠かせない必需品だったが、
この夏新たに仲間入りしたのは、
甘さのなかに、ほんのりと塩味を効かせて、旨みとコクを極めた、
お疲れモードの夏を癒やす・・・ お口の恋人「塩キャラメル」である。
近所の100均で売ってる・・・ 袋入りで安価な「塩キャラメル」だが、
袋の表には「フランスロレーヌ産の岩塩使用」の表示があるもんだから、
もう、それだけで得した気分になってしまう、
なんともはや・・・ コスパが良いというか、安上がりな爺さんである。
早いもので、セカンドライフ(年金生活)になって4年目に入ると、
脳みその隅から隅まで・・・ 質素倹約の四字熟語が、
極太文字で、いやというほどしつこく・・・ 記されているようである。
若いころは生意気にも、歳取ってからも裕福に暮らしたいなんて思っていたが、
セカンドライフに入ってから・・・ 100均に行くと、
目の色がキラキラ輝き、あちこち見てしまうのは、どうしてなんだろうか?
貧乏と倹約の違いは、行動(結果)は同じでも、思考(原因)が違うからだと思っていた。
稼いでいたころは・・・ 別にお高くとまってたわけじゃないが、
女房について100均に行くのが、なぜだか分からないが、こっぱずかしくてイヤイヤだった。
とっても恥ずかしいことだと思うが・・・ あのころは、
きっと商品を見下し、100円硬貨に相応の価値を感じてなかったのかもしれない。
ホントにホントに・・・ クソ生意気で、嫌みな奴だったと思う。
たかが100円とはいえ・・・ されど100円である。
いまごろになって反省しても、取り返しはつかないが、
100円のありがたみを知るのに、他人(ひと)より時間がかかったようである。
たぶん、若いころの自分だったら、
有名菓子メーカーが製造した、箱入りキャラメルを、コンビニで買うことはあっても、
100均の「塩キャラメル」を・・・ お口の恋人にすることはなかっただろう。
下り坂を歩き始めたら、
上り坂では見えてなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少しだけ我が儘に・・・ 人生は後半戦が面白い。
お金はないが、時間だけはたっぷりある。
気づくことに貪欲で見落としがなく、学ぶことに愚直で前向きならば、
そのタイミングが、例え人生の後半戦であったとしても、
手遅れとなることはないと思うが・・・ 如何なものだろうか?
真夏日の中休み、
暇に任せて、ちょっと能書きを垂れてみた。
それにつけても100均の「塩キャラメル」は・・・ この夏の私にドンピシャだった。
この夏をともにしたお口の恋人は、フランス産の岩塩が使われた「100均の塩キャラメル」
私も百均行って買って来よう!と思います(^_^)/
塩キャラメル、探してみます!
袋の裏に販売元がキャンドゥとありましたから、
100円ショップ共通じゃなく、オリジナル商品かもしれません。
若い時って、そんなものだと思います。
100均で得したなんて・・・ この歳になって、ようやく実感しています。
経済観念がなくて、ホントに恥ずかしい限りです。