多摩爺の「時のつれづれ(文月の34)」
専門家の発言がしっくりこない。
もう3年も経ってるんだから、新型コロナウイルスというのも可笑しな気がするし、
再感染する人々も増えており、いまさら新規感染者というのも可笑しな気がしないでもない。
東京では先々週に1万人を超えて驚いていたら、先週には3万人だから危機感を隠せない。
第6波が落ち着いてきた春先から、
メディアへの露出が、すっかり減っていた毎度お馴染みの医療関係者が、
朝昼晩と出ずっぱりで・・・ 大活躍をしておられる。
専門知識を持たれた医療関係者に、生意気なことを言うつもりはないが、
第5波、第6波のときと比べて、おそらく多くの方々が気づいていると思うが、
その先生方のコメントが、ここにきて説得力を欠いていて・・・ なんだかしっくりこないのだ。
番組のMCが「感染拡大を止めるには、どうすれば良いのか?」と問うと、
その先生は「従来のような、緊急事態宣言や蔓延防止特別措置は必要ない。」と言い、
「感染対策を取るべきだ。」と・・・ 抽象的で、的を射てないコメントをした。
「ちょっと待ってくれ。」
「どういった感染対策を取れば良いのか・・・ それを聞いているのである。」
「あなたの発言は、専門家の回答になっていない。」
専門家なら「遅々として進まない3回目のワクチン接種を、是非受けてくれ。」となぜ言えないのか?
ワクチンを打つ打たないは、個々人の判断であり、
医療の専門家が、接種を強制することは出来ないものの、促すことぐらいできるだろう。
申し訳ないが・・・ 専門家の肩書きでメディアに露出し、
素人でも喋れるようなことを、恥ずかしげもなく、よくもまぁ喋れるものだと呆れてしまった。
さらに、その先生は「この状態は、いつまで続くのでしょうか?」との問いに、
「いまのままだったら、さらに増加し5万を超えるとの予測もあるので、そうなるでしょうが、
繁華街の人出も減ってきているようだし、みなさんの行動も変わってきているので、
しばらく様子を見るしかないでしょう。」と、またも中途半端な素人発言を繰り返した。
申し訳ないが・・・ 医療の専門家としての知識が、コメントになに一つ反映されてない。
専門家に聞きたいのは、感染拡大の峠がいつごろになるのか、どういった形で減少に向かうのか、
過去のデータや、諸外国のデータはどうなっているのか、
そこからどう分析し、どう予見するのか・・・ それを求めているのである。
政府も、専門家会議も・・・ 行動制限から、ウイズコロナに舵を切り替え、
様子は見るとは言ってるものの、行動制限はしないとハッキリ言っていて、
国民の大半は、その方向性を支持している。
さらに、メディアに露出する医療関係者は、一番大変な現場の医師も含めて、
多くの医療関係者が・・・ それをやむ得ないかどうかは知らないが、
ウイズコロナを容認する発言をしている。
そういった状況を踏まえて、政府も、東京や大阪の知事も、
3回目のワクチン接種を呼びかけているのである。
にも拘わらず・・・ 医療関係者の肩書きで、テレビカメラに顔を晒している専門家は、
ワクチンが重症化対策になるとは言うものの、積極的に接種を呼びかけてようとはしていない。
また、メディアの切り取り報道であって、私が知らないだけかもしれないが、
全国で人口10万人当りの新規感染者で、ワーストナンバー1の知事も、
医療非常事態宣言を出したものの、ワクチン接種を積極的に呼びかける報道は見ていない。
県民性なんだろうが・・・ こういったときに、
嫌われ役を担うのも、為政者の大事な仕事だと思うが、如何なものだろうか?
なぜなんだ?
最近では・・・ 顔が映し出される度に、苛立ちすら覚えてくる。
専門家の発言が、しっくりこないなんて・・・ 私はどうかしてるのだろうか?
専門家の皆が皆、そうだとは言わない、
なかには、素晴らしいコメントをされ、ハッとするような気づきを教えてくれる方もいる。
とはいえ・・・ 専門知識と、現場での知見を見極め、自らの考えを語ることを封印し、
どこかしら言葉を選んで、当たり障りのないコメントしかできない専門家もいる。
あくまでも個人的な思いだが、素人でも喋れることしか言わない専門家は、
もうそろそろ、メディアから退場していただいても・・・ 良いんじゃなかろうか?
疑いのある人々の診察・診療の実施、病床確保、PCR検査の充実など、
医療体制の充実は必要だが、それは守りの対策であって、
市販の経口薬がない現実で・・・ 唯一ある攻めの対策は、ワクチン接種ではないのか?
そのワクチン接種を、毎日メディアに露出する医療の専門家が・・・ なぜ訴求しないのだろうか?
生意気で申し訳ないが、私にはそれが理解できない。
専門家の発言には力があると思うが・・・ それを封印してどうするんだ?
くどいと言われようが、もう聞き飽きたといわれようが、
専門家が訴求することに意味があり、意義があると思うが・・・ 間違っているだろうか?
TV報道には立派な台本でもあるのかと疑いたくなります。
見ていると、どうも現場でご活躍している医師ではなさそうだと思います。
コロナに熱心な方は暇などないと思います。どう考えても現場に出ていない学者様なのか?
医師の本文は治療で患者の命を助ける使命があると思います。
従って、ワクチン接種にPCR検査は看護師でも出来る。
なので、彼らが主張しなくても司会者が広報すれば出演なんかは意味がありません。
単なる小銭稼ぎに出ているだけかと疑いたくなります。
我々庶民が知りたいのは、現在の治療はどうなっているのか?
実際にどのような治療をしてどれほどの効果があるのか?
薬の投与は何が有効で、満足な治療ができているのか?
薬剤は不足していないか?患者はどんな感じでいるのか?寝たきりか?
この点が良く解りません。巷の噂によると家庭内感染が多い様です。
どうしてなのか?所謂、陽性反応の患者は相変わらず自宅待機状態か?
自宅待機なら感染が増加するのは当然の事です。
なので、3年も経過して自宅待機は論外だと思う。
隔離施設はあるのかないのか?政府は指導援助はしないのか?
或いは、開業医との連携で積極的な医療活動に問題はないのか?
これをTVで主張しないとお上も動かないと思います。
折角のチャンスを活用できない医師は最低だと思います。
要するに、医は「仁術」ではなく「算術」に成り下がったのかと疑問が多いです。
コメントを頂戴しありがとうございました。
私もアリスさんのご意見に同意です。
3年かかっても、医療体制は大丈夫だからと言えないのは、
町のお医者さんのフォーメーションに課題があり、自治体との連携ができないことにあるからではないでしょうか?
医師会がリーダーシップを取って、それを解決できないことにこそ問題があり、
政治の責任でも行政の責任でもないと思っています。
その壁を破るには2類から5塁への変更しかないのでしょうが、経口薬が承認されてからでないと無理でしょう。
それにつけても、攻めのワクチン接種に言及しない専門家は・・・ ブレーキを踏んでいるのと同じだと思っています。
コメント、大変に参考になりました。
ありがとうございました。
今後とも宜しくお願いいたします。