多摩爺の「こりゃ美味い(その47)」
東村山「特製ちゃんぽん」 すぱいす(東京都東村山市)
北多摩の東村山市といえば・・・ なんてたって、駅前に銅像がある「故・志村けんさん」だが、
「武蔵野うどん」や「黒焼きそば」といった、有名なご当地グルメがあるなか、
看板に「東村山市本町のソウルフード・特製ちゃんぽん」と記された、
ちょっとユニークな・・・ 町中華に行ってみた。
ソウルフードも、ご当地グルメも同じ意味で、基本的には市町村単位の名物だと思っていたが、
ここでは町内という狭い地域の名物だと、看板に記してあることを読み解けば、
この地域に住む方々や、この地域で仕事をされてる方々の胃袋を、
ガッチリ掴んでいるといっても・・・ 過言ではないだろう。
そんなこんなで「東村山市本町のソウルフード・特製ちゃんぽん」の町中華「すぱいす」を訪ねた。
場所は市役所の東側にあって、職員の出入りや、駐車場からの出入りが頻繁にあり、
近くには消防署、警察署、総合病院もあるが、裏通りでありそんな往来があるわけじゃないが、
それでいて人気店だと評判なんだから・・・ おそらく相当数の固定客を掴んでいるんだと思う。
座席は、2階にテーブル席もあるようだが、
行ったときは、1階のカウンター7席だけでの営業で、
13時30分過ぎだったが・・・ 店の外には3人が並んで待っていた。
直ぐには入れたので、特に問題はなかったが、
外で待ってると、すぐ前を車が通り抜けるので、これはちょっと恐ろしい。
チャンポン食いに行って、交通事故にあったら洒落にならないので・・・ 要注意である。
注文したのは・・・ もちろんソウルフードの「特製ちゃんぽん(900円)」だ。
私は西日本で生まれ育ったの人間なので、チャンポンはけっこう食ってる方だが、
なにが特製かというと、ふつうのチャンポンにトンカツ(薄切りロース肉)が乗せられ、
お店特製の・・・ ピリ辛の赤いタレ(一味とか、ゴマとかのブレンド)がかかっているのだ。
トンカツは、驚くほどに薄っぺらい。
肉の厚さは約2ミリ、上下を1.5ミリぐらいの衣で包んで揚げてあるが、
それでも厚さは5ミリぐらいで、トンカツ単品で捉えれば・・・ やっぱり薄っぺらい。
この薄さを、期待外れとするかどうかは・・・ 人それぞれだと思うが、
町中華にチャンポンを食べに来たのであって、洋食のトンカツを食べに来たわけではないので、
薄くても歯ごたえのあるトンカツは・・・ むしろ名脇役であり、
麺類に加えて、もう一つの食感が楽しめ、腹の足しにもなるので、グッドなアイデアだと思う。
また、トンカツにかけてあった、ピリ辛というか、甘辛いというか、赤いタレが美味い。
最初は豆板醤かなと思ったが、一味や味噌、ゴマなどなどのブレンドらしく、
トンカツにも合うが、スープに溶けると・・・ これがまた絶妙の引き立て役となっている。
麺は西の人間から言わせたら・・・ 若干硬めの食感で、
西で食べてるチャンポンのように、スープをしっかり含んだフワッとした食感ではないが、
食べにくいというほどではなく「ギリギリこの硬さもありかな?」ぐらいだと思う。
チャンポンの良いところは、野菜がしっかりあることに加え、
蒲鉾や、イカ、タコなどの魚介類も入っているから・・・ ちょっと嬉しい。
これだけで、栄養がどうのこうのとは云えないと思いもするが、
塩分の取り過ぎになるから・・・ 「ラーメンのスープは全部の飲んじゃダメだ。」と、
女房からキツく教育的指導を受けてる私からしたら、
「そうだ、チャンポンがあった。」であり、
すっかり忘れかけていた、あの美味さを思いださせてくれた再会でもあった。
最近はラーメンに押されて、あまり食べてなかったチャンポンだったが、
久しぶりに食べると・・・ やっぱり美味い。
西日本で生まれ育った人間は、長崎生まれの「チャンポン」という、
なに気に異国をイメージする食べ物が身近にあって、
じっくりと時間をかけて視覚と、味覚と、嗅覚と脳みそに、インプットされてるもんだから、
私にとっては、どこで食べても昔から食べていたものであり、それこそソウルフードなんだと思う。
良いね、チャンポン!
今度は女房を誘って・・・ 食べに来よう。ロースカツの唐揚げに、ピリッと辛めのタレがかかった東村山のソウルフード「特製ちゃんぽん」
ピリ辛のタレをチャンポンにかけるとは驚きだが・・・ 病みつきになりそうな味だった。市役所の裏手にあり、あまり人通りが多いとは思えない場所にあるが、
看板に東村山本町のソウルフードとあるように、馴染み客が多い店のようである。
でもやはり、最近ウケてしまいました、のベストテン第1位はダントツでお孫さんの「Uber Eatsでいいんじゃない?」です( ^_^)
(笑)教育的指導→私もたまに夫に出します。
息子がいろいろ(ふるさと納税)したようで そのうちチャンポンも
持って来ると思います。
いま女房が義妹と一緒に実家に帰ってるので、昨夜は私一人で、孫のお迎えと簡単な食事と公文でした。
「◯◯ちゃん、なに食べたい?」って聞くと、
「今日はお婆ちゃんが居ないから、ローソンのからあげクンとおにぎりで良いよ。」でした。
Uber EATSって言われたらどうしようと思ってましたが、言われなくてやれやれでした。
「ローソンよりセブンイレブンの方が近いんだけど」と言うと、「ローソンの瀬戸内レモン味が美味しいんだよ。」でした。
もはや完全に、孫の言いなりの好々爺のようです。
私の美味しいラーメンの食べ方の締めは、
ラーメンを食べ終わった後、丼を持ってスープを飲み干し、プワァーと自己チューのひと息を吐くことでした。
満腹より満足なのに・・・ 女房には分かってもらえません。
お孫さんのすごいですね!
ローソンの瀬戸内レモン買ってみよう( ^_^)
お祖父ちゃんとお孫さんの楽しそうなコンビニへの散歩道が思い浮かぶようで、嬉しい気持ちになりました。
ありがとうございます( ^_^)
息子はお酒を飲みませんが、
4歳の孫がレモン味が好きとは・・・ 酒呑みになるかもしれません。
この子が成人して、一緒にお酒が飲めるまで、元気でいなきゃと思っています。
全くちゃんぽんとは関係ないのですが
「多摩」で思いだした事が
もう40数年程前、東京に住む義弟から、新車三菱ギャランΣをプレゼントされたことが
その車が「多摩」 ナンバーでした。ナンバーも斬新で
田舎で多摩ナンバーなど珍しく、若い頃、二人でかなり乗りました。🚙
私の車も多摩ナンバーですが、多摩地区では八王子ナンバーもあります。
23区は私が上京してきたころには、品川、足立、練馬ナンバーでしたが、
いまでは世田谷、葛飾、江東、杉並、板橋ナンバーが追加されています。
世田谷ナンバーが人気かと思いきや、車にイタズラされるのが嫌で、あまり人気がないと聞きました。
ただ美味いじゃ伝わらないし、人にはそれぞれ好みがあるので、食レポは難しくて苦手ですが、
そう言っていただけると嬉しいとともに、恥ずかしくもあります。