多摩爺の「大人のおやつ(その16)」
カルピスのできたてフラッペ (カルピス+ファミリーマートのコラボ商品)
お昼過ぎ・・・ 買い物から帰ってきた女房が「喉が渇くでしょ。」といって差し出したのは、
カップに「カルピスのできたてフラッペ」と書いてある・・・ フローズンタイプのカルピスだった。
「おぉぉ・・・ カルピスじゃん。いったいどうしたの?」と聞くと、
コンビニでレジに並んでたら、たまたま、ホントにたまたま、前の前にいた人が買ってたんで、
つい釣られて、買ってきたと言うではないか。
行き当たりばったりというか、出会い頭というか・・・ そういうことなんだろうが、
冷房を入れるほどじゃないものの、ちょっとばかり蒸し暑かったもんだから、
バッチリグッド、ベリーグッド、ジャストグッドである。
最近は、飲む機会がほとんどなくなり、その代役は麦茶に取って代わられたが、
小学生の頃、夏休みになると必ずといって良いほど、遊んで帰ったあとは一目散に冷蔵庫の前に行き、
製氷室から氷を取り出してコップに3つぐらい入れて、瓶に入ったカルピスの原液を注ぎ、
コップの縁ギリギリまで水を入れて一気飲みし、
飲み終わった後は氷を口の中で転がしながら余韻を楽しんでいた。
因みに氷をたくさん入れないのは、カルピスの量が減るからで3つぐらいが適量だと、
幼いながらも知恵がついていて、妹に作ってやるときは、氷を多めにして、
カルピスを減らさないようにする・・・ 悪知恵もあった。
当時のキャッチコピーは・・・ 「カルピスは初恋の味」だったと記憶してるが、
最近では「カラダにピース、カルピス」だから、
初恋なんて言葉が、小っ恥ずかしかった時代は、ずいぶん遠くなってしまった。
また、原液を薄めてカルピスを飲んだ時代には、
帽子をかぶって、ストローでカルピスを飲んでる黒人のデザインが、ラベルとして使用されていた。
もう忘れちゃったんで、30年(昭和の終わりか、平成の初めごろ)ぐらい経ってると思うが、
黒人差別との指摘を受けて、ラベルのデザインが変更されたと記憶している。
こういった指摘は、会社にとって・・・ けっこう大きなピンチだったと思うが、
機を逸することなく、ラベルやキャッチコピーを変更したのみならず、
「カルピスソーダ」や「カルピスウォーター」などの新商品を次々にだして、
逆にブランド価値を高め、ブランクを作ることなく、
消費者の嗜好を逃さなかったんだから・・・ 素晴らしい。
年のせいなんだろうか、久しぶりに飲んだカルピスは、やっぱり「初恋の味」だった。
女房にそう言ったら・・・ 「バカじゃないの?」と軽くいなされてしまった。
カルピスがカルピスである・・・ 含み香で感じ、鼻孔がポッと開いたかのような甘酸っぱさと、
舌の真ん中あたりにジワリと残った、少しばかりの渋み感を
言葉にして表現するなら、古いやつで申し訳ないが、やっぱり「初恋の味」なんじゃなかろうか?
カルピスのできたてフラッペ(298円)・・・ ちょっと高いかな?
カップのプリントがブランド価値なんだろうが、
これがなければ150円ぐらいになると思うが、どんなもんだろう?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます