特定非営利活動法人たんぽぽとりで

考えたい、原発のこと、エネルギーのこと、いのちのこと。

パワーシフト宣言〆切日

2016-03-29 10:02:35 | 原発
今日は、パワーシフトキャンペーンのなかの
パワーシフト宣言の締め切り日だそうです。
のんびりかめさんの one of たんぽぽとりで綿毛も 今朝、宣言しました。
電力会社さんも気にして見ているそうですよ。

宣言はこちらから↓

http://power-shift.org/

免震重要棟は作りませ~ん!と断言の九州電力 おかしくない?

2016-03-18 16:10:13 | 原発
 昨年12月、九州電力は川内原発再稼働の条件のひとつだった「免震重要棟」の建設を撤回。規制委員会に激震が走った。九電いわく、「免震棟を建てるより、現在の代替施設と新設する支援施設を組み合わせた方が早く安全性を向上できる」。

 これに対し規制委員会は「免震施設の設置を前提に再稼働の許可を得ている。基本的に守ってもらわないといけない」「早く向上できると言うのに、どれだけ早くなるのか説明がない。なぜ計画を変えるのか動機の説明がなく、最も重要な根拠を欠いている」「審査をクリアすればいいと言うところが(九電に)あるのかもしれない」と不快感も示し、異例の再検討を求めた。

 何しろ、この免震重要棟、規制委員会の再稼働申請段階では今年の3月には新設(完成?)するようになっていたのだ。福島第一原発事故で東電幹部が「あれがなければと思うとぞっとする」と語ったほど重要な役割を担った施設を簡単に反古にする九州電力の傲慢さを何に例えたらいいのやら。

 彼らはこの撤回案が規制委員会に受け入れられると思っていたのだろう。続いて1月8日には玄海原発の免震重要棟建設計画も「白紙」にすると唐津市議会特別委員会で語り、委員から「約束したものを後退させるような発言はあってはならない」と批判の声があがった。

 その後1月26日に上記の規制委員会審査会が開かれ、説明に当たった九電社員は反論できなかったという。

 これを受けて2月19日、九電の瓜生社長が免震棟の再検討を電気事業連合会の定例会見で述べている。「説明不足により、混乱を招いたことは大いに反省している。」「(免震施設については経験がなく)耐震ならば自信を持って(やれると考えたからだ)」と語りはしたが、免震重要棟にするとの明言は避けている。

そして3月9日。免震重要棟は作らないと断言した。

 はあ?
 
 規制委員だけでなく、住民からも不信の声が上がっているが、この激震を九電瓜生社長だけは感じていないようだ。社長ひとりが「免震施設」に住んでいるのかもしれない。
 

3月27日は 『電力自由化シンポジウム』へどうぞ!

2016-03-18 15:38:33 | 原発
電気を選べば、社会が変わる! 脱原発のために再エネを買い支えよう!

電力自由化シンポジウム
「自然エネルギーを応援するための賢い電力会社の選び方」

■日時 3月27日(日) 14時~16時30分

■会場 天神チクモクビル 大ホール(福岡市中央区天神3-10-27)

■参加費 予約800円/当日1000円(ご予約はこくちーずでどうぞ☆)

■主催 電力自由化シンポジウム実行委員会

■申込み・問合せ http://kokucheese.com/event/index/376412/ (こくちーず)
         090-6426-0901(本河)

 4月から電力小売全面自由化がはじまり、一般家庭でも自由に電力会社を選べる時代がやってきます。皆さんは、どういう基準で電力会社を選びますか? 九州電力をはじめ、新電力会社も次々に「安さ」を売りにした料金プランを発表していますが、「目先の安さ」だけを基準に選んでもよいのでしょうか?
 福島第一原発の事故から5年がたち、私たちは電力自由化を機に、「原発の電気は買いません」「再生可能エネルギーの電気を選びたい」という意思を表していきたいと思っています。
今回、たんぽぽとりでも実行委員会に加わって、3月27日(日)に「自然エネルギーを応援するための賢い電力会社の選び方」というテーマでシンポジウムを開催します。基調講演は、FoE Japanの吉田明子さん。全国の環境NGOなどが連携して「パワーシフト・キャンペーン」というサイトを立ち上げており、吉田さんはこの事務局を務めています。
同キャンペーンでは、再エネを応援するために
(1)電源構成や環境負荷などの情報を一般消費者に開示していること
(2)再生可能エネルギーの発電設備(FITを含む)からの調達を中心とすること
(3)原子力発電所や石炭火力発電所からの調達はしないこと(常時バックアップは除く)
(4)地域や市民による再生可能エネルギー発電設備を重視していること
(5)大手電力会社と資本関係がないこと
という「5つの視点」を提案しています。
 今回のシンポジウムでは、同キャンペーンも推奨している「みやまスマートエネルギー株式会社」(福岡県みやま市)と、まだ事業者認定が済んでいないものの、同じような視点で準備を進めている「太陽ガス株式会社」(鹿児島県日置市)の2社にもプレゼンをしてもらいます。今回鹿児島から来ていただく及川斉志さんは、日本に『シェーナウの想い』というドキュメンタリーを紹介した方でもあります。ぜひシンポジウムにご参加ください!
 今回の電力自由化で8兆円の市場が開放されると言われています。私はNPOバンク「もやいバンク福岡」の理事も務めていますが、電力自由化を機会に「お金の流れ」を変えていく必要があります。正直なところ、再生可能エネルギーの電気は、ほかの電力会社の電気よりも高くつく可能性もあると聞いています。少々高くても、農薬を使った野菜よりも無農薬・有機の野菜を選んだりするように、脱原発のために再生可能エネルギーを買い支えていく志が市民に求められているのではないでしょうか? そして、それと同時に、なるべく電気消費を抑えるライフスタイルが求められていると思います。