まいまい京都④～祇園～

GW最後の日の「まいまい京都」は祇園です。

本日のテーマは【現代建築】建築家と行く、京都のバブル遺産

～バブル期に乱立した、祇園の消えゆくポストモダン建築をめぐる～

　　　　

祇園四条駅からスタートしました。この界隈で一番古い建造物です。

　　　　

漢字の「石」をイメージしたビルです。屋根は巨大な岩で、ド迫力です。これから路地裏に入って祇園の中心地に向かいます。どんどん「バブル遺産」が出てきます。

　　　　

「ポストモダン」って聞いたことがありますか？

　　　　

ポストモダン建築とは、モダニズム建築への批判から提唱された建築のスタイルで、80年代を中心に流行しました。

　　　　

流行現象として扱われ、現在ではあまり用いられることはありません。

　　　　

元来は、近代建築の合理的画一性や単調さに対しての反省や批判からおこった建築スタイルですが…

　　　　

あまりの過剰性・奇異性などのあおりを受けて次の時代への可能性に至らず、模索の範囲に留まった一過性的な建築表現として片づけられようとしている建築です。

　　　　

京都・滋賀ではおなじみの、お酒のチェーン店「リカーマウンテン」も祇園ではオシャレな外装です。

　　　　

京都は本当に丸い窓が多いです。ちなみに、めがね屋さんのビルです。

　　　　

バッカス…たしか、ギリシャ神話に出てくる「お酒の神様」だったと思います。このあたりは、マンションのネーミングも独特です。みなさんのお住まいの場所の駅前にも、こういうビルってあるのでしょうか？

　　　　

今の30代以上の世代には懐かしい感じがするのではないでしょうか？

　　　　

一級建築士が、いろんな物件を説明しています。祇園にもコリアタウンがあるとは知りませんでした。何だか、不動産の人に案内されているような気分になりました。

　　　　

京町家のデザインを取り入れた和洋風の建築物もありました。

　　　　

～打ち水の祇園の路地に踏み入りぬ髪匂う人とすれ違いたし～

祇園は美しい川も自然もあります。また、後日紹介いたします。

 

　　

最後に…一見、京町家風に見えますが、違います。木造ではありません。中に入るとフツーの鉄筋のビルです。ユニークですね。

右…沖縄の現地特派員から届いた淡い青のお花です。