ひとときの駿感.blog

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宮沢賢治の『竜と詩人』から。信仰と祈りと。

2011-08-01 22:55:56 | 季節の表情
8月だ。

真夏の陽射しは影をひそめ

朝晩は少し涼しい風が吹く。

湿った空気に

秋の気配は全く感じられないが

このまま秋へ移り変わるような期待を持たせてくれる…?

でもまだ夏祭りはこれから。

花火もこれから。

夏の景色を想いながら…

宮沢賢治の『竜と詩人』にある歌。


『風がうたひ
雲が應じ
波が鳴らすそのうたを
ただちにうたふスールダッタ
星がさうならうと思ひ
陸地がさういふ形をとらうと覺悟する
あしたの世界に叶ふべき
まことと美との模型をつくり
やがては世界をこれにかなはしむる豫言者、
設計者スールダッタ』


賢治の深い信仰心からくるといえそうな

スケールの大きいこの歌に

街の蘇生を

高い空から俯瞰の心境で

祈り続けているんだろうか。




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