3/30の土曜日は
エル・グレコ展を観に
上野公園の東京都美術館へ行った。
年明けすぐに前売り券を買ったものの
なんだかんだで行く機会を逃し
終了寸前での観覧。
上野公園は
真冬に逆戻りしてしまったかのような
寒さで、それでも桜はピークの満開で
多くの花見客で賑わっていた。
そして美術館もやはり休日の賑わいで
かなりの混雑の中、
入口から順路を辿って
そのエル・グレコの作品を眺めていく。
印象に残ったのはまずはこの2作品。
『羊飼いの礼拝』
『神殿から商人を追い払うキリスト』
『羊飼いの礼拝』は
神の子イエスが降誕して聖母マリヤやヨセフ
駆けつけた羊飼い達がイエスを囲み
その威光を放っているイエスを中心に
誕生の祝い、喜び、感じる幸福感が伝わり
時間をかけて眺めた作品のひとつだ。
『神殿から商人を追い払うキリスト』は
これも文字通りイエスが商人たちをエイヤ!!っと
振り払う動きがなんともダイナミックで格好よく
下でひっくり返る商人の
なんとも滑稽さが眺めていて楽しい。
あと印象に残ったのは聖職者の肖像画。
どこでも顔は青白く、細く、
当時の禁欲的な信心は
キリストにすべてを委ねることで
自らの主体性を、
その内面まで見ることができたようで感慨深い。
そしていよいよというか
この展覧のクライマックスであろう
『無原罪の御宿り』。
縦350㎝近くある大きな作品。
ひときわライトアップが他とは違う。
う~ん
やっぱり凄い迫力。
渾身の思いが籠っている。
この作品を観ることだけでも
十分幸福の価値を感じるのは納得いく。
天使達で構成された
天上のオーケストラの
賛美を受けている
聖母マリアの天への視線が優しい。
愛情が溢れている。
観に行って良かった。
美術館を出て上野駅に向かうあいだも
しばらく残るその何とも言えない
現実離れした余韻。
まさにこの日の
エル・グレコ展での感動は
僕にまた、さらなる生命力を与えてくれた。
エル・グレコ展を観に
上野公園の東京都美術館へ行った。
年明けすぐに前売り券を買ったものの
なんだかんだで行く機会を逃し
終了寸前での観覧。
上野公園は
真冬に逆戻りしてしまったかのような
寒さで、それでも桜はピークの満開で
多くの花見客で賑わっていた。
そして美術館もやはり休日の賑わいで
かなりの混雑の中、
入口から順路を辿って
そのエル・グレコの作品を眺めていく。
印象に残ったのはまずはこの2作品。
『羊飼いの礼拝』
『神殿から商人を追い払うキリスト』
『羊飼いの礼拝』は
神の子イエスが降誕して聖母マリヤやヨセフ
駆けつけた羊飼い達がイエスを囲み
その威光を放っているイエスを中心に
誕生の祝い、喜び、感じる幸福感が伝わり
時間をかけて眺めた作品のひとつだ。
『神殿から商人を追い払うキリスト』は
これも文字通りイエスが商人たちをエイヤ!!っと
振り払う動きがなんともダイナミックで格好よく
下でひっくり返る商人の
なんとも滑稽さが眺めていて楽しい。
あと印象に残ったのは聖職者の肖像画。
どこでも顔は青白く、細く、
当時の禁欲的な信心は
キリストにすべてを委ねることで
自らの主体性を、
その内面まで見ることができたようで感慨深い。
そしていよいよというか
この展覧のクライマックスであろう
『無原罪の御宿り』。
縦350㎝近くある大きな作品。
ひときわライトアップが他とは違う。
う~ん
やっぱり凄い迫力。
渾身の思いが籠っている。
この作品を観ることだけでも
十分幸福の価値を感じるのは納得いく。
天使達で構成された
天上のオーケストラの
賛美を受けている
聖母マリアの天への視線が優しい。
愛情が溢れている。
観に行って良かった。
美術館を出て上野駅に向かうあいだも
しばらく残るその何とも言えない
現実離れした余韻。
まさにこの日の
エル・グレコ展での感動は
僕にまた、さらなる生命力を与えてくれた。