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Android スマホ 快適設定 の ツボ。

〇 分かりにくいAndroidの通知を整頓、不要な通知を削り未読数バッジを追加。

Android 13から、インストールしたアプリに対して通知を許可するか確認画面が表示されるようになった。しかし、いったん「許可する」を押すとアプリからの通知が続々と届いてしまう。これでは、重要な通知を見逃してしまう恐れもある(図1)。

図1 アプリの通知がすべてオンだと、頻繁に通知音が鳴る。さらにロック画面にもLINEやメールなどの内容が表示される。重要でないものはオフにしたり、音を切ったりする。逆に重要なものは画面がオフの状態でもLEDランプで気付くよう設定しよう
図1、アプリの通知がすべてオンだと、頻繁に通知音が鳴る。さらにロック画面にもLINEやメールなどの内容が表示される。重要でないものはオフにしたり、音を切ったりする。逆に重要なものは画面がオフの状態でもLEDランプで気付くよう設定しよう。

通知パネルを開いて確認したら、横にスワイプして消去しよう。放っておくといつまでも通知パネルに残ったままになる(図2)。さほど重要ではないものは「サイレント」通知に移行させておけば、通知音やバイブレーションが鳴らなくなる(図3)。通知パネルでも通常の通知の下に「サイレント」として表示されるので、先に重要な通知を確認できる(図4)。また、初期設定のままでは、サイレント通知のアプリアイコンがステータスバーに表示されてしまうので目障りだ(図5)。表示されないよう変更しておこう(図6)。

読んだ通知は削除。重要度の低いものはサイレントに
Θ  読んだ通知は削除。重要度の低いものはサイレントに。
図2、画面上端から下へスワイプすると「通知パネル」が表示される(1)。同じアプリの通知はまとめられているので「V」をタップして個別の通知を確認(2)。確認済みの通知は横にスワイプすると消去できる(3)。通知パネルを下まで表示して「すべて消去」を押すと通知をまとめて消せる(4)。
 
図3 重要でないアプリの通知が多いなら、通知音やバイブレーションが鳴らない「サイレント」に変更しよう。届いた通知を長押しして(1)、「サイレント」を選んで「適用」をタップする(2)(3)。そのアプリから通知を受け取りたくない場合は「通知をOFFにする」を選ぶ
図3、重要でないアプリの通知が多いなら、通知音やバイブレーションが鳴らない「サイレント」に変更しよう。届いた通知を長押しして(1)、「サイレント」を選んで「適用」をタップする(2)(3)。そのアプリから通知を受け取りたくない場合は「通知をOFFにする」を選ぶ。
 
「サイレント」通知にすると・・・
Θ 「サイレント」通知にすると・・・。
図4、「サイレント」に設定した通知は、通常の通知の下にある「サイレント」欄に表示される。
 
図5 ホーム画面のステータスバーにサイレント通知のアイコンも表示されてしまうのは邪魔だ。サイレント通知のアイコンは表示しないようにしたい
図5、ホーム画面のステータスバーにサイレント通知のアイコンも表示されてしまうのは邪魔だ。サイレント通知のアイコンは表示しないようにしたい。
 
図6 「設定」→「通知」を開く。「ステータスバーにサイレント通知を表示しない」をオンにする
図6、「設定」→「通知」を開く。「ステータスバーにサイレント通知を表示しない」をオンにする。

重要な通知だけを受け取る ロック画面での機密漏れ対策も。

同じアプリからの通知は、不要なものをオフにして必要なものだけをオンにしてみよう。例えばニュースアプリの通知をオンにすると、朝刊や夕刊、号外ニュース、おすすめコンテンツなどがすべて届いて、頻繁に通知音が鳴ってしまう。そこで、号外ニュースの通知だけ受け取り、日常の更新情報などは通知しないようにすれば、うまく仕分けができる(図7図8)。

アプリの通知設定を見直す
Θ アプリの通知設定を見直す。
図7、「設定」→「通知」を開いて「アプリの設定」をタップ(1)。通知を受け取ったアプリが新着順に並ぶ。通知が多いと感じるアプリをタップする(2)。
 
図8 アプリが発信する通知のうち、受け取りたくないものはオフに変更する。例えばニュースアプリなら、号外ニュースは受け取るが、朝刊などの情報やおすすめコンテンツなどは不要にしたりできる
図8、アプリが発信する通知のうち、受け取りたくないものはオフに変更する。例えばニュースアプリなら、号外ニュースは受け取るが、朝刊などの情報やおすすめコンテンツなどは不要にしたりできる。

ロック画面には、LINEやGmailなどのメッセージ内容を表示させないようにしよう(図9)。初期設定では送信者とメッセージの冒頭のプレビューが表示されてしまう。スマホを置いたまま離席すると、他人に内容を見られる恐れがある。新着メッセージがあることだけを通知するよう変更したい。また、サイレント通知に移行したものまでロック画面に表示されるのも煩わしい。サイレント通知はロック画面に表示しないよう変更しよう(図10)。

ロック画面の通知を変更
Θ ロック画面の通知を変更。
図9、初期状態ではロック画面にLINEなどのメッセージ内容が表示されるので他人に見られる恐れもある。「サイレント」に設定した通知が表示されるのも煩わしい。
 
図10 「設定」→「通知」を開く。「機密性の高い通知」がオフになっていることを確認(1)。「ロック画面上の通知」をタップし(2)、「サイレントの会話と通知を非表示にする」を選ぶ(3)
図10、「設定」→「通知」を開く。「機密性の高い通知」がオフになっていることを確認(1)。「ロック画面上の通知」をタップし(2)、「サイレントの会話と通知を非表示にする」を選ぶ(3)。

通知パネルの通知を消去した後で、実は内容をよく確認していなかったことに気付くこともある。「通知履歴を使用」をオンにすると、過去24時間の通知内容を確認できる(図11)。

過去の通知を確認したい
Θ 過去の通知を確認したい。
図11、「設定」→「通知」を開いて「通知履歴」をタップ。「通知履歴を使用」をオンにする(1)。以降、同じ手順で「通知履歴」を開くか、通知パネルの「履歴」をタップすると(2)、過去24時間の通知を確認できる(3)。

未読数をバッジで表示したい 通知ランプも再現できる?

iPhoneではLINEなどのアイコンに未読メッセージの数が表示される。ところが標準的なAndroidでは丸印が表示されるだけで、未読数がわからない(図12)。「Galaxy」や「AQUOS」など未読数を表示できるモデルもあるが(図13)、「Pixel」シリーズなどは標準機能では未読数を表示できない。そこで未読数表示に対応したホーム画面アプリを導入しよう(図14)。マイクロソフトの「Microsoft Launcher」をインストールして既定のホーム画面に設定すると未読数を表示できる(図15図17)。

未読数バッジを表示したい
Θ 未読数バッジを表示したい。
図12、iPhoneではLINEなどの未読数がアプリアイコンに「バッジ」として表示されるが、「Pixel」では丸印しか表示されない(左)。Androidでも未読バッジを表示できる機種もある(右)。
 
図13 「Galaxy」シリーズでは「設定」→「ホーム画面」→「アプリアイコンのバッジ」で未読数を表示するよう設定できる。「AQUOS」シリーズでも未読数バッジを表示できる。「Pixel」などは、標準機能では未読数を表示できない
図13、「Galaxy」シリーズでは「設定」→「ホーム画面」→「アプリアイコンのバッジ」で未読数を表示するよう設定できる。「AQUOS」シリーズでも未読数バッジを表示できる。「Pixel」などは、標準機能では未読数を表示できない。
 
Microsoft Launcherで表示
Θ Microsoft Launcherで表示。
図14、ホーム画面用アプリ「Microsoft Launcher」を導入すると、「Pixel」などでも未読数バッジを表示できるようになる。
 
図15 アプリを起動する。この画面が表示されたら「既定として設定」をタップする
図15、アプリを起動する。この画面が表示されたら「既定として設定」をタップする。
 
図16 ホーム画面に作成される「起動ツール」をタップするか、ホーム画面の何もないところで長押しして「起動ツールの設定」を選ぶ。「ホーム画面」→「通知バッジ」をタップ(1)(2)
図16、ホーム画面に作成される「起動ツール」をタップするか、ホーム画面の何もないところで長押しして「起動ツールの設定」を選ぶ。「ホーム画面」→「通知バッジ」をタップ(1)(2)。
 
図17 「通知バッジを表示」をオンにする(1)。「デバイスとアプリの通知」が開くので、「Microsoft Launcher」をタップして「通知へのアクセスを許可」をオンにする(2)
図17、「通知バッジを表示」をオンにする(1)。「デバイスとアプリの通知」が開くので、「Microsoft Launcher」をタップして「通知へのアクセスを許可」をオンにする(2)。

「通知ランプ」を搭載する機種なら、画面がオフの状態でも新着があることがわかる。ただ最近は通知ランプを備える機種が少ない。そこで、擬似的に通知ランプを再現するアプリを導入してみよう(図18)。通知を受け取りたいアプリを選択し、何色で光らせるかなどを設定する(図19図20)。

通知ランプ機能が欲しい
Θ 通知ランプ機能が欲しい。
図18、画面消灯時でも新着をランプで知らせてくれる機能があれば、画面を点灯しなくても気付ける。最近は通知ランプを備えるスマホが少ないが、アプリ「メッセージ通知Pro」を使うと、擬似的に通知ランプを再現できる。
 
図19 アプリを起動して「通知設定」をタップ。「デバイスとアプリの通知」が開くので、図17と同様の手順で「メッセージ通知Pro」をタップして「通知へのアクセスを許可」をオンにする。「省電力設定」をタップして「許可」ボタンをタップする
図19、アプリを起動して「通知設定」をタップ。「デバイスとアプリの通知」が開くので、図17と同様の手順で「メッセージ通知Pro」をタップして「通知へのアクセスを許可」をオンにする。「省電力設定」をタップして「許可」ボタンをタップする。
 
図20 画面右下の「+」ボタンをタップ(1)。「通知対象のアプリ」欄の「未指定」をタップして、LINEなど通知を受け取りたいアプリを選択する(2)。続いて「設定」欄の「基本設定」をタップ(3)。「LEDランプ」をタップして「仮想LED」を選ぶ。LINEなら緑、Gmailなら赤などアプリのテーマカラーを選ぶとよい(4)。「バッテリー残量」をタップして指定残量以下なら点灯しないよう設定するとよい(5)
図20、画面右下の「+」ボタンをタップ(1)。「通知対象のアプリ」欄の「未指定」をタップして、LINEなど通知を受け取りたいアプリを選択する(2)。続いて「設定」欄の「基本設定」をタップ(3)。「LEDランプ」をタップして「仮想LED」を選ぶ。LINEなら緑、Gmailなら赤などアプリのテーマカラーを選ぶとよい(4)。「バッテリー残量」をタップして指定残量以下なら点灯しないよう設定するとよい(5)。

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