〇 IF関数:Excelで金額計算、未入力箇所の「0」を表示したくない。
Q:見積書を作っています。未入力の合計欄の「0」がとても邪魔です。消したいのですが、何かいい方法はないですか?
A:IF関数を使いましょう。特定のセルに値が入力されていない場合、空白セルとして表示するように設定します。
見積書や請求書などの計算書では、あらかじめ数式が入力してあり、値の入力に応じて、計算を自動的に実行するように設定しておくものです。その際に困るのが「0」の扱いです。
次の図では、単価に数量を掛けた数式「=B2*C2」をD2に入力し、D7までオートフィルしました。また、D8は「=SUM(D2:D7)」として合計を計算しています。所定の値を入力すると自動的に計算はしてくれるものの、空白セルのある箇所は「0」が表示されたままです。
このような計算書を外部に提出するのはちょっと恥ずかしいですよね。また、D4:D7の数式を毎回削除して「0」を非表示にするのも面倒です。IF関数を用いた次の方法を利用してください。
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値または数式が条件を満たしているかどうかを判定する。
論理式 真または偽のどちらかに評価できる値または式を指定する。
真の場合 論理式が真の場合に返す値を指定する。
偽の場合 論理式が偽の場合に返す値を指定する。
まず、「=B2*C2」と入力してあるD2を選んで数式を削除し、「数式」タブの「論理」ボタンから「IF」を選んで「関数の引数」ダイアログを開きます。引数は次のように設定します。
「数式バー」を見ると、D2の数式が「=IF(C2="","",B2*C2)」に書き換わっていることが分かります。
D2の数式をD7までオートフィルします。はい、これで邪魔な「0」が消えました。
IF関数の「論理式」に入力した「C2=""」に注目しましょう。「"」(ダブルクォーテーション)を続けて2度入力した「""」は、「空白」または「空白セル」を意味します。よって、「C2=""」は「C2が空白ならば」になります。そして、「数量」のC2が空白の場合、「値が真の場合」の「""」つまり「空白」が返ります。結果、「0」が表示されなくなります。
これに対して「数量」のC2に何か値が入力されていると、「値が偽の場合」になり、「B2*C2」つまり「単価×数量」が返ります。
計算式をあらかじめ入力しておきたい表では、この「0」問題がついて回ります。今回の方法で回避するようにしてください。