何度も記事にもしている事でもあるんですが、
母の死をきっかけに今一度……。
私が宗教観を学ぶきっかけとなったのは結婚するとなった時。
私の実家は浄土真宗、主人の実家は創価学会で、
後に創価学会は母体のお寺の大石寺であった日蓮正宗も分離する事になって、日蓮正宗の方になった訳だけど。
主人は信仰心もなく、神も仏も信じないと豪語していた人で、
実家の創価学会を信仰する気もないし、私にさせる気もないと言ってその約束で結婚する事になった。
けど、そんな事がまかり通る姑でもなく、
そんな姑から私を守ってくれる事もなく、
放っておいたら良いねんと言われてましたが、
嫁の立場でそんな事も出来る訳もなく、
その時はじめて私は自分で姑に毅然と断る理由を探そうと宗教に関して少し勉強し始めました。
それまでは私も神仏へ興味もなく、親の考えの中が当たり前に育っていましたから
先祖からの宗派と信仰する宗派がどんな違いがあるのかも分からず
母親の実家は日蓮宗で、父親の所に嫁に入って浄土真宗となったんだけど、
そんな事すら当たり前のようで、不思議な話、そして本来なら疑問に思っても当たり前なのに、すんなり受け入れられるのも疑問。
なのに、私が創価学会のお家へ嫁に行くとなったら反対する母親。
考えてみたら疑問だらけ、ハテナ?だらけ。
母は創価学会はアカンと言うけど姑は入りなさいという。
宗教ってなんだ! 信仰心ってなんだとなる!
でも義理の姉はお嫁に行ったけど、そこは違う宗派なのに創価学会のまま、後に日蓮正宗へと、 それを許す姑。
嫁の私には言うのに娘には言わん義母。 訳わからん!
これらの事だけでも自分の考えを確立するために追求する理由となる。
自分自身に投げかける問答でした。
こんな中途半端で、世間から何か言われても自信持って意見も意思も反論も出来ない。
自分の母親にも自分の考えを伝えられないと思ったのです。
新興宗教の始まりだったか創価学会の事も人の ” ねずみ講 ” とか言われあまり世間で良い印象ではなかった時代。
自分自身にも信仰にも自信がないのに世間の目が気になる私だったのに絶対にすんなり受け入れられない問題だった。
離婚した今から考えればその時に結婚しなければと考えるかも知れないけど、結婚しなければ宗教観を勉強する事もなかったので、今となっては必然だったなとホント感謝な事。
私の実家は浄土真宗ってことでしたが、それは父の実家で、母の実家は日蓮宗。
その浄土真宗でも浄土真宗本願寺派と真宗大谷派とかに分かれていて、よく喧嘩していると聞いた事があります。
うちの父親の実家は真宗大谷派だと思う。
本願寺派の方が由緒あるお寺だとそちらは自慢していると聞いたり、
ホント良く分からん、今の戦争に続く前のお寺抗争が起こる起源のようにも思えます。
その母の実家の日蓮宗だった祖父母ですが、その祖母であった私のお祖母ちゃんは奈良県の大神神社の " 三輪さん " 信仰で、神様を信仰してたんです。
なので私の家にも神棚があって、母親は毎朝お祈りしていました。
" みいさん " と言ってましたが、神様の化身 " 蛇の魂 " 信仰のようなもの。
おばあちゃんの所にはその魂が祀られていると教えられていました。
まあ後にご祭神とか三輪山とかの事を知るようにはなりましたが。
なので、月に一度奈良県の御所から祈祷師のお婆さんがお付きの車に乗ってお祖母ちゃんの家に来てました。
その日は神さんの日と言って、母の四人姉妹が子供たち連れて集まってきてました。 同じ大阪だったので。
小さな部屋に大きな神棚があって、そこで祝詞をあげてもらってました。
その祈禱師さんのお婆さんにお祓いをしてもらってました。
祝詞が済むと、一人ずつ背中を擦ってもらい、腰に気を注入する感じで、「えいっ!」と、そして、神さんの言葉を下ろしてもらう感じで一人ずつ説法のような言葉をもらっていました。
祝詞のリズム独特な話し方でそのお婆さんが言葉を下ろしてた。
病気や痛みを治してくれたりしていたんだと思う。
不思議だったけどその時は当たり前でした。
その光景は私も今もまだ覚えています。
お祖母ちゃんが亡くなるまでだったので、中学1年生まで続いていました。
現代で、親の宗教を選べないと言われる宗教2世「宗教ガチャ」。
もしかしたら、私の家でもそれがどんな方向に進むかということでは、それと同じだったんだろうと思う。
お祖母ちゃんが亡くなると、お祖父ちゃんはその ”みいさんの魂 ” が怖いから返還したいと言って、四人姉妹で大神神社に返したそうです。
よく初詣と言えば大神神社まで父親と行っていました。
そしてその後私が40歳過ぎてスピリチュアルの世界を学ぶことになって、その先生に連れて行ってもらった最初の神社が大神神社だったので、何かのご縁を感じずにはいられなかったです。
これぞ何か先祖の由縁のバトンなのかなと (*^^*)
続く。
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