自分の腕は棚に上げて

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誇るべき昭和の機械

2016-02-02 | 日記

1974年製のSONYのオープンデッキ。

当時の価格で約14万円、結構高価な機材です。

 

年末、足が弱ってふらつく父親を施設に入所させ

昔録ったテープを聴けるように、骨董品ともいえる

このオープンデッキも一緒に入所させました。

メンテナンスをしてなかったのか、正月にテープを巻き込んでしまい

動かなくなったと連絡があり、見に行くと酷い巻き込みで

ちょっと復活は難しいように見える状態でした。

 

自分のアンプを完璧に修復してもらったテク〇カル・オーディオに

電話をし見てもらうことにしました。

 

(この分解写真は借り物ですが)

オーディオ全盛期の日本メーカーの機器は、すごくしっかりと作ってあり

今では考えられないくらいの物量・材質・精度で創られているので

モーターもヘッドも余程の事がなければ壊れないんですよ。

と説明してくださいました。

話しながら正確に手は動き、少し触ってもらうと完璧ではありませんが

動き始めきちんと再生出来るようになりました。

昨今のオーディオに限らず、あらゆる機械、電化製品

車・自転車・携帯・PC・デジタルカメラetc

動き始めたオープンデッキを見ながら、いま売っている機械モノで

40年後に動いているモノは想像すら出来ませんねと思わず言ってしまいました。

 

技術者、職人が誇りを持ってモノを造り、価値を見極めて対価を支払い

大切にメンテナンスをしながら使い続けられるのが昭和時代の機械ですね。

 

多分ポンコツ親父の余命よりもオープンデッキの余命の方が長いと思った

2016年1月の出来事でした。

 




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