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『うるわしの宵の月』8巻あらすじ感想!文化祭で公開交際宣言

『うるわしの宵の月』8巻あらすじ・ネタバレ感想。
琥珀が文化祭で公に交際宣言!
琥珀の家族に対面した宵は琥珀の孤独を知り、ずっと彼のそばにいたいと願う。

『うるわしの宵の月』8巻

IN THE CLEAR MOONLIT DUSK
『うるわしの宵の月』8巻 あらすじ・ネタバレ感想 tataraworks
■著者:やまもり三香
■カバーデザイン:川谷康久
■発行:株式会社講談社
■発売日:2024年8月9日



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『うるわしの宵の月』8巻登場人物

『うるわしの宵の月』8巻あらすじ・ネタバレ感想




『うるわしの宵の月』8巻登場人物 

<注目のカップル>
滝口宵 たきぐちよい 
 美形男顔“王子”高1女子
 身長169.5㎝から7巻で170.5㎝に
 琥珀との交際を隠していたが…
市村琥珀 いちむらこはく 
 “王子”と呼ばれるガチの坊ちゃん
 高2男子で身長183㎝
 友達からは“イチ”と呼ばれている
 文化祭のステージ上で交際宣言した

<宵の友達>
利根のばら とねのばら 
 BL好き。絵が上手。陽キャが苦手
 桑畑春と同じ美化委員になる
 春の後ろをついて歩いてしまい…
日比谷寿 ひびやことぶき 
 宵と琥珀の恋を応援
 のばらの恋には気付いていない

<琥珀の友達>
茜仙太郎 あかねせんたろう 
 重度のカレーマニアのお調子者
桑畑春 くわばたけしゅん 
 カッコイイが相当鈍感
 のばらに親切にしてくれる

<琥珀の身内>
市村寛太 いちむらかんた 
 琥珀のおじさんで古着屋経営
 いつも琥珀に服をくれる
 家で居場所がない琥珀を心配
琥珀の父
 琥珀に自分の出身大への進学を強要
 琥珀は家出した柳の代わり?
琥珀の母
 琥珀には経営は向いていないと言う
 兄の柳と琥珀を比較してばかり

<そのほか>
のばらの父母
利根茂 とねしげる 
 のばらの弟



『うるわしの宵の月』8巻あらすじ 

【そのまえに】7巻あらすじ・感想
文化祭恒例の『キング&クイーンコンテスト』にキング候補としてノミネートされた市村琥珀と滝口宵。
琥珀はそのステージ上で「特別な人」が宵であることを明かし会場は大混乱。
仕舞いにはヤラセを疑われてしまう。
琥珀はその場で宵にキスし……。


宵と琥珀が公認カップルとなった影で裏方仕事をこなしてしていた利根のばらは、何かと親切にしてくれる桑畑春のことが気になっていた。
玄関でたまたま春を見かけたのばらは、文化祭で差し入れてくれたたこ焼きのお礼を言いたいと思う。
しかし、何と声を掛けたらいいのか分からず一定の距離を保って春の後ろをついて歩いてしまう。
ほぼストーキング状態。
さすがに帰ろうと引き返しかけたところで春に気付かれてしまい……。
『うるわしの宵の月』8巻 あらすじ・ネタバレ感想 tataraworks



『うるわしの宵の月』8巻ネタバレ感想 

こ…こここここ琥珀くんよ、何してくれちゃってんの!?
ステージ上でchewって君ってヤツは。
琥珀ファンと宵ファン、阿鼻叫喚だよ。
つきあい始めた頃、宵は琥珀ファンを恐れなるべく交際していることを隠し、半年から1年かけて周囲に認識してもらおうと考えていた。
琥珀の大胆な行動のおかげか宵に嫌がらせするような女子もいない。
安心してラブラブ満喫できて良かった。


8巻では、琥珀の身内が登場。
琥珀にいつも服をくれる寛太おじさんは凄くど派手な人だった。
ロン毛にヒゲにピアスにタトゥ?
おじさん、ピアス穴何個あるんだ。
兄・柳が中心の家庭で居場所がなかった琥珀のことをとても心配していた寛太おじさんは、宵のそばで年相応にはしゃいでいる琥珀を見て安心する。
おじさんは宵に感謝してくれたけれど、高1女子には重い話だと思った。


そして、琥珀の父と母。
母親は以前登場した時も琥珀を「こーちゃん」と呼んでいたので彼を可愛がっていると思ったのだけど、そうでもなかったんだな。
両親揃って柳を大事にしていて、琥珀は丸っきり柳のスペアみたいだ。
見た目が良くて頭もよくてスポーツもできて、その上お金持ちの坊ちゃんである人生勝ち組の琥珀の目が死んでいたのは家庭内での孤独が原因だったのか。


“おじさん”が平仮名表記のため、寛太が琥珀の父の兄なのか弟なのか不明だが、多分兄弟なんだよね?
でも、ふたりの雰囲気は他人ほど違う。
琥珀の父はいかにも会社経営者って感じでパリッとしている。
琥珀にさほど期待していなさそうで、口ごたえを許さない圧が強い。
そんな人が宵を見ても何も言わなかったのは、高校生の交際に意味はないと思っているからじゃないか?


のほほんとした雰囲気で常に笑顔の琥珀の母は感じが良い人に見える。
だけど、琥珀は柳に比べ出来が悪い、と思っていることを口にしている。
ほのぼのしながらそんな事を言われるなんて、琥珀は家で本当に居心地が悪かったんだろうな。
端から見ればかなりスペックが高くても、最低でも親に認められないと自信が持てないのかもしれないな。


琥珀と宵の信頼関係が深まる一方で、宵の友達・のばらは人知れず恋の悩みを抱えていた。
琥珀の友達である春は、陰キャののばらにも愛想が良くて親切にしてくれる。
何よりのばらの名前を1回で覚えてくれた事は、自分のことをモブキャラだと思っているのばらにとって衝撃的に嬉しい事だった。
名前を覚えるってその人を認識するってことだもんね。


だから、74ページで春が口にした一言は、のばらの胸に剣を突き立てるに等しかったと思う。
100ページの
「なんで私は 私なんだろう」
というのばらのモノローグに春の言葉に相当打ちひしがれているなと思った。
でも、春はど天然で女子に告白されても自分が好かれていると思わないほど鈍感な男だ。
のばらへの一言も悪意はなかったし、今後、のばらの頑張り次第でどう転ぶか分からないと思う。
もう主人公でいいと思えるくらい恋するのばらがあまりにも可愛いので、春と上手くいくよう応援したいな。


さて、運命の相手を見つけた琥珀だけど、このまま宵とラブラブってわけにはいかないんだろうなあ。

参照:『うるわしの宵の月』8巻38ページ

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