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『ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人』あらすじ・ネタバレ感想

小湊悠貴さんの『ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人(ブーランジェール)』あらすじ・ネタバレ感想。
小湊悠貴さんの食の表現はやっぱりうまい!


ホテルクラシカル猫番館 

横浜山手のパン職人(ブーランジェール)
著者:小湊悠貴(集英社オレンジ文庫)


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ホテルクラシカル猫番館 あらすじ・感想


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『ホテルクラシカル猫番館』登場人物 

●高瀬紗良(たかせ・さら)
 実は政治一家のお嬢様のパン職人
 和久井ベーカリー閉店後ホテル猫番館勤務

●本城 要(ほんじょうかなめ)
 ホテル猫番館のコンシェルジュ
●天宮隼介(あまみや・しゅんすけ)
 猫番館のフレンチシェフで料理長
●高瀬 誠(たかせまこと)
 紗良の叔父。52歳。未婚。
 猫番館のパティシエ。
●本城綾乃(ほんじょう・あやの)
 ホテル猫番館のオーナー
●本城宗一郎(ほんじょう・そういちろう)
 誠とは小学校からの友人
●市川小夏(いちかわ・こなつ)
 猫番館のベルスタッフ

●和久井竜生(わくい・たつお)
 和久井ベーカリー店主で紗良の師匠
●和久井寿子(わくい・ひさこ)
 竜生の妻

●古賀京香(こが・きょうか)
 隼介の元妻で北海道在住
●古賀ちひろ
 隼介の娘
●中崎
 宗一郎の秘書

●マダム
 猫番館の看板猫で要はお世話係
 5歳(人間年齢35~36歳)のメインクーン

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ホテルクラシカル猫番館 あらすじ・感想 

●あらすじ
高瀬紗良は二十歳で製菓専門学校を卒業し、和久井ベーカリーのパン職人になった。
働き始めてもうすぐ3年になる頃、紗良のパン職人としての師匠である和久井ベーカリーの店主・和久井竜生が脳神経系の病気で入院した。
左半身に麻痺が残った店主は閉店を決意。
紗良は無職になってしまう。

実は、有名な政治一家のお嬢様である紗良は、祖父母に無職であることを知られ、今月中に就職しなければ見合いをするよう約束させられる。
実家で鉢合わせた叔父の誠が自分が働くホテルの厨房勤務のパン職人に空きがある、と紹介してくれることに。
たまたま誠の運転手役を買って高瀬家を訪れていた本城要と向かった先はホテル猫番館(ねこばんかん)だった。

料理長の天宮隼介は紗良と誠の関係を知ると「コネか」と冷ややかに一言。
いくら叔父の紹介でも天宮にパン職人としての腕前を認められない限り、ホテル猫番館で働くことはできない。
紗良は天宮が出す課題にこたえようと意気込むのだが……。

●感想
要は本城の本当の子供ではなく、祖父の愛人の子供の子(孫)だった。
母親が宗一郎にとっての妹なので、宗一郎と要は伯父と甥の関係だ。
小さい頃は宗一郎の事業を継ぐことを夢見ていた要は出自のことを知って距離を置いていた。
良い人そうだけどひねくれている要の性格が出来上がったのは出自を知ったからか、と納得した。
それでもホテルの仕事は好きでやりがいを感じていた。
宗一郎と向きあって、ホテル猫番館の今後を話せたのは紗良のおかげだろうな。


小湊悠貴さんは、『ゆきうさぎのお品書き』シリーズでも料理の表現が素晴らしく、読めば作中に出てきた食べ物が食べたくなってしまう。
『ホテルクラシカル猫番館』は主人公がパン職人の為、パンに関する様々な情報を得ることができる。
そんなにもおいしいパンなら食べてみたいと思ってしまう。

この巻では、要の問題は解決したと思う。
でも、紗良の問題は解決したとは言えない気がする。
今のところ恋愛にも興味がなく、ひたすら和久井ベーカリーのお師匠様のようなパンを作ることに精進している。
でも、紗良が高瀬家の一員である以上、祖父母がそれなりの家に嫁がせることを諦めたわけじゃないと思うから。




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ご訪問ありがとうございました(人´∀`*)

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