〖サクラ、サク。〗4巻あらすじ・ネタバレ感想。
歌手のmiwaさんと作者の咲坂伊緒さんのスペシャル対談付き。
琴乃が本当に好きな人は…好きと言えない相手だった。
歌手のmiwaさんと作者の咲坂伊緒さんのスペシャル対談付き。
琴乃が本当に好きな人は…好きと言えない相手だった。
〖サクラ、サク。〗4巻
“LOVE” WILL BE IN FULL BLOOM!
著者:咲坂伊緒
著者:咲坂伊緒
カバーデザイン:川谷康久
発行:株式会社集英社
2022年5月25日発売
発行:株式会社集英社
2022年5月25日発売
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〖サクラ、サク。〗4巻あらすじ・ネタバレ感想
〖サクラ、サク。〗4巻登場人物
●藤ヶ谷 咲(ふじがや・さく)
陽希のことが好き
琴乃と陽希の距離にヤキモキする
琴乃と陽希の距離にヤキモキする
●桜 陽希(さくら・はるき)
親切心で琴乃とつきあうふり
咲に近づく井竜が気になる
咲に近づく井竜が気になる
●荻原琴乃(おぎわら・ことの)
元カレにしつこくつきまとわれる
陽希とつきあっているふりをする
陽希とつきあっているふりをする
●佐野美斗士(さの・みとし)
存在感が薄い
琴乃の秘密を知ってしまう
琴乃の秘密を知ってしまう
●井竜奏多(いりゅう・かなた)
何かと咲とタイミングが合う
咲に対する苛々が何か分からない
咲に対する苛々が何か分からない
●琴乃の元カレ
別れを納得せず復縁を迫る
別れを納得せず復縁を迫る
〖サクラ、サク。〗4巻あらすじ
【そのまえに】3巻あらすじ・感想
●bloom.12~bloom.15収録
琴乃が陽希を好きかもしれないと思った咲は、友情を壊したくなくて自分も陽希のことを好きだと言えない。
そんな咲の苦しい胸の内を知るバイト仲間の井竜は咲の話を聞いてくれる。
だが、元々ハッキリした性格の井竜は、自分の気持ちを抑え込もうとしている咲に「自己欺瞞」だと告げる。
そんな咲の苦しい胸の内を知るバイト仲間の井竜は咲の話を聞いてくれる。
だが、元々ハッキリした性格の井竜は、自分の気持ちを抑え込もうとしている咲に「自己欺瞞」だと告げる。
咲が苦しむ一方で、琴乃も咲が陽希への思いを募らせていることから目を背けられなくなる。
ついに琴乃は決心する。
ついに琴乃は決心する。
夏休みに陽希、美斗士、琴乃の3人とキャンプに出掛けた咲は、琴乃がつきまとっていた元彼に陽希とはつきあっているふりをしているだけだと話したことを知る。
なぜ自分に言ってくれなかったのか、咲は琴乃を問い詰めるが……。
なぜ自分に言ってくれなかったのか、咲は琴乃を問い詰めるが……。
【つづきは】5巻あらすじ・感想
〖サクラ、サク。〗4巻ネタバレ感想
いや、もう、すっかり騙されたー!
もう絶対、琴乃は陽希が好きで咲との仲を邪魔するあざとい女だと思ったわ。
だから3巻の感想は思いっきり琴乃の悪口書いちゃったよ(ーー;)
4巻で「ええーっ、こうくるかー!?」ってなって、もう一回1巻から読み返してみたら、なるほどなぁと納得した。
悪く言ってゴメンね、琴乃。
もう絶対、琴乃は陽希が好きで咲との仲を邪魔するあざとい女だと思ったわ。
だから3巻の感想は思いっきり琴乃の悪口書いちゃったよ(ーー;)
4巻で「ええーっ、こうくるかー!?」ってなって、もう一回1巻から読み返してみたら、なるほどなぁと納得した。
悪く言ってゴメンね、琴乃。
咲、陽希、琴乃、美斗士の4人でLOVE展開するのかと思ったのだけど、単純な四角関係にはなりそうにない。
琴乃には好きな人がいる。
でも、彼女は口が裂けても相手が誰か言わないつもりだ。
その琴乃の秘密を美斗士が知ってしまった。
美斗士は琴乃のことが気になっているから彼も叶わない恋をすることになる。
琴乃には好きな人がいる。
でも、彼女は口が裂けても相手が誰か言わないつもりだ。
その琴乃の秘密を美斗士が知ってしまった。
美斗士は琴乃のことが気になっているから彼も叶わない恋をすることになる。
陽希に対する咲の気持ちを知っている井竜は、つきあっているふりをしている2人が本当にくっついたらどうするのかと咲に尋ねる。
咲の返事に
咲の返事に
「それ
ウザいな
つか
自己欺瞞とか
ほんとしょーもな」
ウザいな
つか
自己欺瞞とか
ほんとしょーもな」
(27ページ)
と辛辣だ。
井竜はオブラートに包まないので言葉がキツイが言っていることは正しい。
私も、咲が黙っていることが事態をややこしくしている気はする。
女同士の友情にヒビが入るのは怖い。
でも、好きな人への気持ちを抑え込んで、誰にも気づかれないようごまかしを口にするうちに心が歪んでいく気がする。
些細な事でも嘘をつかないと成立しない自分自身に対して嫌気がさすと思う。
私も、咲が黙っていることが事態をややこしくしている気はする。
女同士の友情にヒビが入るのは怖い。
でも、好きな人への気持ちを抑え込んで、誰にも気づかれないようごまかしを口にするうちに心が歪んでいく気がする。
些細な事でも嘘をつかないと成立しない自分自身に対して嫌気がさすと思う。
58ページで井竜は、嘘をつき続ける覚悟はあるのか咲に尋ねる。
咲がきれい事で返したので、私はちょっとイラッとした。
この時の井竜の発言は後のエピソードでも効いてくる。
ただ、嘘をつき続けることを覚悟するのは、咲ではなく琴乃だけど。
咲がきれい事で返したので、私はちょっとイラッとした。
この時の井竜の発言は後のエピソードでも効いてくる。
ただ、嘘をつき続けることを覚悟するのは、咲ではなく琴乃だけど。
普段存在感が薄い美斗士だけど良いヤツだ。
「人が人を
好きになった
だけだろ
何が
悪いってんだ」
好きになった
だけだろ
何が
悪いってんだ」
(153ページ)
「誰にも言えない
気持ちなんて
悲しすぎるだろ」
気持ちなんて
悲しすぎるだろ」
(154ページ)
「だから
俺くらいは
知っててやる
から」
俺くらいは
知っててやる
から」
(155ページ)
美斗士が琴乃に向けた言葉にじんとした。
咲が陽希への気持ちをごまかそうと嘘をつこうとしたことより、これから琴乃の方がずっと辛い嘘をつくことになる。
恋のライバルが親友である以上に辛い。
一緒に笑って、一緒に喜んで、応援しなくちゃならないって、独りになった時に凄く淋しい気持ちになるんじゃないかな?
美斗士が知っててくれるのは有難いよね。
咲が陽希への気持ちをごまかそうと嘘をつこうとしたことより、これから琴乃の方がずっと辛い嘘をつくことになる。
恋のライバルが親友である以上に辛い。
一緒に笑って、一緒に喜んで、応援しなくちゃならないって、独りになった時に凄く淋しい気持ちになるんじゃないかな?
美斗士が知っててくれるのは有難いよね。
さて、『サクラ、サク。』のスペシャルPVが公開されるにあたり、miwaさんが楽曲を提供しているとのこと。
咲坂先生とmiwaさんのスペシャル対談が巻末に収録されている。
『サクラ、サク。』の絵と合わせて曲が聴けるなんて贅沢だわ。
咲坂先生とmiwaさんのスペシャル対談が巻末に収録されている。
『サクラ、サク。』の絵と合わせて曲が聴けるなんて贅沢だわ。
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆
ありがとうございました(人´∀`*)
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