昨日は校内戦をおこないました
うちのレギュラー、全ペア、よってたかって
2年生の1番手、つまり4番手のペアに全敗・・・
確かに、その2年生も力をつけてきた選手ですが
それよりも3年生の方が自滅に近い試合内容でした
今のうちの状態はこうだということです
この状態から、自信をもつのは難しいかもしれませんが
だからこそ何も考えずにがむしゃらに前に進むことはできると思うし
それを今選手たちに要求したいと思います
この記事の表題は「勝負」としました
例えば、試合はすべて「勝負」なのですが
チャンスボールが上がってきたときであるとか
ここ1本の大事なポイントで打ちぬくボールであるとか
マッチポイントのレシーブで打つツイストであるとか
ゲームを決めるポーチボレーの1歩目であるとか
相手のミドルを割ってきた強烈なボールをつなぐロブであるとか
試合の中でもいろんな勝負の瞬間ってありますよね
その時に自分の全身全霊をかけて打ってますか?
全集中力を総動員して、ボールを見てますか?
その時に、ミスがこわいからっていって
そうっとラケットを振ってみたり
パニックになってボールから目を離したりしていませんか?
自分だってそんな経験いっぱいあります
テニス以外でもね
でも、そんな顧問があえて言いますが
「勝負」っていうのは
「勝つ」だけじゃないのです
「負ける」っていう字も入ってるでしょう?
「勝負する」っていうのは
「負けも背負う」ということだと思うのです
負けるのを怖がったら「勝負」にはなりません
だからボールを相手コートに「入れる」のではなく
「意地でもねじ込んでやる!」なんですね
それで負けたら仕方ないじゃないですか
そういう感覚しか、うちの選手が自信をもてる道っていうのはないと思うのです
「つまり自信なんてないけど、
絶対このボールは意地でも相手コートにねじ込む!!」
という道ですね
この前から自分がイライラしてるのはその部分が見えないから
今日の練習でもゲーム練習はするのですが
なんとも迫力不足です
もっとギラギラした部分を見たいし
そのためには、もう自分がどんだけ嫌われてもいいやと思って
どんどんいってます
自分がギラギラしていかないと、もう伝わらないと思うので
ミスしたり、相手がいいポイントを上げると弱気になって暗い顔
自分たちがいいポイントしたときだけ元気な顔
そんな試合を見てると
「意地でもずっといい顔して頑張りなさい!」って思います
相手だってがんばってるんだ!
ポイントとられても当たり前!
それを認めるところから試合が始まるのです
それを恐れた時点で「勝負」はできません
自滅するだけです
「勝ちに行くぞ!」というよりも
自分はこの「勝負に行くぞ!」の方が好きです
相手も尊重しているような響きがあるので・・
独りよがりになってはいけません
相手だって、自分たちを倒そうと必死になってくるんだから
それを恐れたらだめです
相手の思いを尊重し、認めたら、同じ土俵で「勝負」ができると思います
テニスというスポーツは一人ではできません
コートがあって、ネットがあって、その向こうに相手がいて、審判がいて
その相手がぶつかっていくに足りる素晴らしい相手であったとき
やっと初めて素晴らしいスポーツになるのだと思います
相手を尊重し、敬意をはらうと同時に
自分も相手にとって素晴らしいライバルになるよう頑張りましょう
余談ですが、礼儀や、マナーもそういったところから出てくるべきですし
先生に言われてやってるようでは、意味がないことだと思います