見出し画像

雑感録

福岡なるほどフシギ発見~おまけ22~ 福岡市の大きな仏像

 
先日、油山観音のニュースがあって、一瞬「あのでかい観音さまか?」って思ったけど、でかいのは雷山観音でしたね。
仏像を見る目なんて持ち合わせてないけれど、やっぱり大きな仏像は迫力がある。
という訳で、僕が知ってる福岡市の大きな仏像。(ちなみに雷山観音は糸島市)

東長寺の「福岡大仏」
ご存知、木造坐像では日本一という福岡大仏。総檜づくりで、高さは10.8m。
お尻の下には「地獄極楽めぐり」というアトラクション(!?)もあるので、ぜひお試しあれ。

聖福寺の本尊「丈六の三世仏」
このところたて続けに原稿を書かせていただいた「丈六の三世仏」。
丈六とは仏像の高さで、一丈六尺≒4.8m。
4.85mと書いてるものが多いけど、0.05mは誤差範囲内か?
坐像の場合は半分の8尺で“丈六”ということになるらしい(聖福寺の場合は中央の釈迦如来が坐像ですね)。
丈六より大きい仏像は“大仏”と呼ぶそうな。

大圓寺の本尊「不燃(やけず)の大仏」(TOPの写真)
都市高速の荒津大橋からドームの方へ下っていると、左手に見える五重塔のあるお寺が大圓寺。
その本堂には高さ4.85mの樟の阿弥陀如来像がある。
4.85mだと“丈六”だけど、坐像で一丈六尺なので“大仏”でいいんです!(川平慈英調で)
※調べてみたら、光背まで4.85mで、仏さま自体は3.9mらしい。
昭和11年に本堂を全焼する火事があったけど、大仏は焼けずに残ったため「不燃の大仏」と呼ばれているらしい。

安国寺の仁王像

飴買い幽霊の伝説で知られる安国寺の仁王像は高さ4.2m。
力強くて均整もとれてるんだけど、金網(ワイヤー入りガラス?)で囲まれて見づらいのが残念。

【番外】稱名寺にあった幻の「博多大仏」
かつて土居町にあった稱名寺には博多の仏師・高田又四郎が原型を作った5m超の青銅の釈迦如来像があって、大正7年にお寺とともに馬出に移転。
しかし、第二次大戦の金属供出に出されてしまい、今は台座だけがポツンと残っているのみ。


てなところですが、他に何かご存知でしたら教えてくださいませ。
まあ、大きければいいってもんじゃありませんけどね…。

ちなみに福岡県まで範囲を広げれば、篠栗町・南蔵院の涅槃像や久留米市・成田山の救世慈母大観音像など超巨大なものもありますが、個人的には太宰府市・観世音寺の仏像群がオススメです。

--CONTENTSへ--

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「なるほど」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事