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雑感録

When I’m Sixty-Four PART2 そばとうどん【食いもの】

僕が蕎麦を食うようになったのは、確か長崎に戻ってタウン情報誌の編集部に入ってから。
長崎はちゃんぽん文化があるので他の麺類はそもそも店がそこまで充実してないという事情がある。
そんな中で初めて旨い蕎麦が食えると思った店が長崎駅前にあったんだけど、もはや名前も思い出せないし、ググってもそれらしい店がヒットしないということは、とっくの昔につぶれたんだろう。

そのタウン情報誌の仕事で長崎の離島のガイドブックを作ることになって、対州蕎麦(対馬の蕎麦)の店を取材したんだけど、これまた店名が出てこない。
その店、実は対州(対馬の)蕎麦のオススメとしてピックアップしたんだけど、取材してみると実はうどんも旨くて、蕎麦もうどんも手打ちしていた。
そこの店主曰く「蕎麦は修行なしでも打てるようになるけど、うどんを打つには修行が必要」とのこと。

確かに蕎麦屋は脱サラで店を開いて評判になったという店も多いけど、脱サラでうどん屋を開いたという店は昔はあまり聞かなかった(近ごろは脱サラで開いた「うどん居酒屋」というのをよく聞くようになったけど)。

そもそも蕎麦は、かつては米が作れない痩せた土地でも栽培できる作物として奨励されたはずなのに、なぜかちゃんとした手打ちの蕎麦を出す店はバカ高い。
そんな常識を覆してくれたのが、生粉蕎麦「Gん」。いまでこそ値段は上がったけど、三たての十割蕎麦(さすがに機械打ち)を「ざる」だと300円、「えび天」250円を付けても550円で食べられるし、冬は「肉つけそば」、夏は「桜えびぶっかけ」などの季節限定メニューも1杯550円で食べられる。

実はここも、うどんの「K麦冶」やラーメンの「Hかたや」「Zん」などのいわゆる“デフレ麺チェーン”を展開する「昭和食品工業」の傘下。
デフレ麺だから人気なのかというと、ホームページの「お知らせ」を見ると、新しい店ができたり系列の他店にリニューアルしたりを繰り返してるみたいなので、その事情を知る由も無いけど、「デフレ料金だからうまくいく」とは限らないんだろうな…。

※トップは久しぶりに食った「Gん」の「天ざる」550円+「鶏めしおにぎり」1個100円。行く前は寒いから季節限定の「鶏そば」温550円を食おうと思ってたんだけど、今日は暖かかったし、久しぶりだったので「えび天ざる」をチョイス。そばとタレはキンキンに冷えてたけど、セルフの「そば湯」で温まるのでいいかと思って…。

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