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雑感録

When I’m Sixty-Four PART2 「2020世界終焉の日」【映画評/ネタバレ注意】

プライムビデオで観た英仏合作のSF映画「2020世界終焉の日(原題:Invasion Planet Earth)」。SFといっても2019年製作なので、現実の世界(タイトル)とわずか1年しか違わない。

SFの宿命として、設定した時間をいつかは追い越してしまうというのがあると思うんだけど、この作品はどうも敢えてそれを狙ったフシがある。
ここからは本当にネタバレ注意。
(ネタバレしてもいいから読みたいという人は1ページ飛ばす)
人類が戦争や対立、分断などを続けていると、人類は遠からず滅亡する。
わずか1年後の時代設定は、そういう警鐘の意味があったんじゃないかな。
ジャケ写には「インディペンデンス・デイ」みたいな母船が描いてあるけど、そんなものは出てこず、出てくるのは変な形の母船と無数の小型機(これは「インディペンデンス・デイ」同様)。
主人公の精神科医は患者と地球が滅びるというイメージを共有するけど、映画の中ではそれが現実になってしまう。
小型機の光線を浴びた人は、みんなカプセルのようなものに取り込まれてしまう。
そこで主人公はハタと気づく。
エイリアン(仮)は人類を救いに来たんじゃないかと。
ツッコミどころはいくらでもあるトンデモ映画だけど、善意で解釈すれば、そんな感じかな。


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