Kindle UnlimitedでDLした「常識として知っておきたい 正しい日本語の練習」。この手の本は大手新聞社の校閲部からそれぞれ出てて、いくつかは家にもあるんだけど、“雨模様”という言葉。これはいま雨が降ってるんじゃなくて、雨が降り出しそうな天気のことを言っているそうな(ちなみに“晴れ模様”という言葉はないらしい。雨模様と晴れ模様)
このほかマイナビニュースに載ってたこの季節にありがちな誤用の例としては、「五月晴れ」は5月のGWあたりの行楽日和じゃなく、まさに今、梅雨の長雨の間の晴れ間だし(「さつき」は旧暦の6月)、「にわか雨が降る」とは“にわか雨”そのものが「一時的にに降る雨」を指すので重複表現になるのだとか(「にわか雨になる」というのが正しいらしい)。また、これからの季節、「炎天下の中」という表現もおかしくて「炎天下のもと」と言うべきらしい。
まあ、言葉は時代によって変化するものだし、若者は我々アラカン(アラウンド還暦)には理解不能な言葉を使ってるしで、目クジラを立ててもしょうがない。
なお、“目クジラ”とは目尻のことで、怒ったときの表情だけでなく、相手を責めたりとがめたりする意味でも「目くじらを立てる」と言うようになったそうだ。