When I’m sixty-four PART2(53)ことば再び
「常識として知っておきたい 正しい日本語の練習」から、僕の得意の思い込みの話をひとつ。「天地無用」という言葉は、天地が無用なんだからひっくり返しても構わないことだとずっと思ってた。息子がダンボールに「天地無用」と書いてるのを見て、ひっくり返しちゃいけないという全く反対の言葉だったんだと初めて知った。ここで言う“無用”とは「してはいけない」という意味だったらしい。
ついでに言っとくと「とんでもない」を敬語で言うと「とんでもないことです」で、「とんでもございません」は誤用だとか。「休む」を敬語っで言うと「お休みをいただいております」ではなく、単に「休んでおります」。言葉も正確に使おうとすると大変やね。