【田中誠士】英米豪などの研究チームが19日、地球から約12光年先に「第2の地球」の可能性がある惑星を発見したと発表した。太陽系外で生命が存在する可能性がある惑星としては、これまで発見された中で最も地球に近い。
研究チームは、肉眼でも見える秋の星座「くじら座」のタウ星に、地球の重さの2~6倍の五つの惑星があることを発見。その一つが、生命の存在に欠かせない水が液体として存在できる「ハビタブルゾーン」という領域にあることを確認した。地球の5倍ほどの重さで大気が存在する可能性があるという。タウ星との距離は太陽と金星ほどで公転周期は約168日。
研究チームは三つの異なる観測施設から得られた6千以上の観測データを合わせて結論づけた。英ハートフォードシャー大のジェームス・ジェンキンス客員研究員は「我々はそう遠くない将来、これらの惑星の大気を分析できるかもしれない」と説明している。
(朝日新聞デジタル 2012年12月19日17時26分)
ハビタブルゾーンにある惑星としては、地球から600光年のところにあるケプラー22bや20光年のところにあるグリーゼ581dが話題になったけど、今度のはたったの12光年。
12光年といえばおよそ114兆km。これを秒速40km(=時速14,400km)の宇宙船で行ったとして、
ええと、ええと、114,000,000,000,000km÷14,400km/h≒7,920,000,000h≒330,000,000日≒904,000年…。
“たったの”って言ったって、片道だけでおよそ90万年かかってしまいますがな。
こうして考えると、14万8000光年の彼方にあるイスカンダル星に行って帰ってきたヤマトは、どえらいことをやってのけたんだなあ。
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