例年のことだけど、虫の暦ではもう秋なんだろうな。
で、たまたま昆虫ポケット図鑑を眺めていて発見したのだが、夏に飛んでるオレンジ色のアカトンボがナツアカネ、秋の真っ赤なアカトンボがアキアカネだと勝手に思い込んでたら、どうも違ったようだ。
ナツアカネもアキアカネも初夏から秋にかけて姿を見せ、最初は色が薄くて、成長すると真っ赤になるらしい。
つまり、別のトンボだと思っていたのが、実は同じ種類のトンボだったらしいんだな。
違いはというと、ナツアカネは成長すると全身真っ赤になるが、アキアカネは真っ赤になるのは腹だけなんだとか(人間的感覚の“おなか”じゃなくて、虫の3部分、頭・胸・腹の腹ね)。
胸部の模様も微妙に違うらしいが、そんな捕まえてみないと分からないような違いはどうでもよろしい。
じゃあ、どうしてそんな大差のないトンボの呼び名が“夏”と“秋”に分かれてしまったのか。
図鑑を見てもネットで検索してみても、先述のような見た目の違いを解説してるのはあるんだけど、そこに言及しているものはささっと調べた限りでは見当たらない。
ただ生態の違いとして、ナツアカネはずっと低地の水辺で暮らしているが、アキアカネは夏場は山の方に移動して、秋の産卵期になると低地に戻ってくるらしい。
ということは、夏場も低地で見れるのがナツアカネ、秋に低地に現れる(実は“戻ってくる”)のがアキアカネということになったのかな?
また思い込むとキケンなので、どなたか真相をご存知でしたらお知らせくださいな。
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