(門に続く道を越えると、利休作庭、”直中庭”が出迎えてくれる)
心地よい、ちょっぴり冷気を感じる秋に出迎えられた、11月16日、大徳寺、玉林院で恒例の茶会があり、寄せてもらう。
美味しいお茶と、美味しいお菓子に十分満足したはずなのに・・・・茶会の余韻にさそわれ、その足で、秋の一般公開中の”黄梅院”へ。
もう何年も前、紅葉が盛んな時に一度寄せてもらい、今回は2回目。
お庭は撮影OKで、一枚撮らせてもらう。
炉開きも終わり、本来、たっぷり沸かされたお釜から点ててもらうお茶が、うれしいはずなのに、11月にはいっても、暖かい毎日もしばしば。
それでも、けなげな紅葉は、少しずつ赤く染まり初めている。
この”黄梅院”は、当初は、織田信長が、父君、信秀の追善菩提の為に建立。
本能寺の変で、信長が急死すると、秀吉により、本堂&唐門が改装、改築をしたとされている。
後、秀吉は”総見院”を建立し、そこに信長を祀る。
本堂に向かう回廊からは、利休66歳の時の時に作られたという、苔が中心の芸術的な庭が広がり、これぞ日本の美と感じる。
イングリュシュガ-デンも良かったけれど、私はやはり、日本人。
日本人特有の、美意識に対するDNAが無意識に働き、なんだか心落ち着き、癒される。
庫裡(くり)という、禅僧の台所、居間、又、武野紹鴎好みの茶室も見学出来、興味深い。
以前はそんなに感じなかった事が、なんだか今回は感慨深い。
齢が大きくなったせい?
お茶をさらに愛するようなったせい?
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