前日の暴風雨がウソの様に晴れ渡った、快晴の28日、利休さんの月命日の供養が
大徳寺で行なわれました。
法要は、利休さんのお墓のある、”聚光院”で行なわれます。
そして、その他各塔頭でも、お茶席が設けられるのです。
”何時もお席入りまで、長い間待つしなぁ~~”・・・とつぶやきながらも、久しぶりの、すがすがしいお天気に誘われて、やはりお参りしました。
待つことを覚悟で行きましたのに、午後と言うこともありで、すぐにお茶席に通していただきました。
お邪魔したのは、”興臨院”。
お席のしつらえで印象的だったのは・・・真鋳と言われていましたが、金色に輝く、皆具です。
待合も、金地に”青山緑水”と書かれた即中斎のお軸です。
ご存知の様に利休さんの自刃の一つの理由は、秀吉との価値観の違いにあると言われています。
価値観といえば、秀吉は金の陣羽織を愛し、茶筅意外は、金で出来た茶道具を用い、金の茶室で
お茶を楽しんだと言います。
それに反し、利休さんは、シンプルで、真摯な茶道感を持っていたそうです。
一輪の”白花延齢草”が、床の間を演出し、大寄せには珍しく、落ち着いた雰囲気でお茶を頂く事が出来、幸せでした。
(青楓がきれいな興臨院の庭)
次に寄せていただいたのは、”三玄院”。
利休も織部も、ここの春屋宗園に禅を学んだとされるお寺です。
”興臨院”の余韻を残し楽しみに寄せて頂いたのですが。。。。
亭主の方のお話が、その場の雰囲気とは逆らいで・・・・・。
少々の残念!!・・・でした。
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