Day(4):3月28日(日)
前日のお茶の飲みすぎで、睡眠不足で少々食欲もナシで、今朝の朝食はパス。
一泊朝食付きといっても、このホテルにはそんな設備も無く、ホテルの近くのロ-カルのお店で麺類を食べるのです。
麺類は殆どス-プの麺ですが、味付けはナシで、お店に並んでいる、日本では見られない様な薬味系を入れて、自分で味を調節します。
この麺には、前日、Kさんも少々食傷気味でしたが、今朝は違うお店で、少し味を濃くして食べ、美味しかったそうです。
午前8時、ガイドさんと共に、出発。
まず訪れたのは、孟海の「茶葉科学研究所」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/08/e5dab03d670462557374e077ed6c5977.jpg?random=18ed3de991e9affd599a89b5907ef9ab)
(茶経を書いた”陸羽”の銅像前で)
此処は、お茶についていろいろ研究しているところで、特に”紫目茶”に力を入れて要る様です。
”紫目茶”は、古茶の事で、コレステロ-ルを下げる効用が多いとの事です。
Day(2)、プ-ア-ルの「中国プ-ア-ル茶研究院」でも試飲したのですが、朝鮮にんじんの様な、何か少々薬草の味がしました。
プ-ア-ルの研究院よりか、こちら、孟海の方が、紫目茶の研究は古く、積み方も一芯一葉で、茶葉も良いそうです。
私は体に良いと言われると、すぐに好きになるタイプですが、そんな意味で、OKでした。
何度も試飲させていただき、体の中がきれいになる気がしました。
只、100g15,000円もするので、購入は。。。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/68/95dff9c128dda3b05300bc9332c16858.jpg?random=97ca8c7aa6ad698ff1c9845efd2e4202)
(紫目茶の木) (真さに紫色です)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/ae/cc518d03f173ddcf4ada211dbbf2145e.jpg?random=1e00ecc239c8710b217dacf1c84dd71b)
(弁護士モトムラ氏似?の先生&代表の方)
次に訪れたのは、車で約4時間のプ-ラン族の住むプ-ラン山へ。
プ-ラン族とは、シ-サンパンナ暮らす少数民族の一つで、最も早くからお茶の栽培を始めたとされています。
現在では、約8万人が1200メ-トルの山岳地帯に暮らしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/95/82a8d15fb9e06ee0751310085f40ac3b.jpg?random=38312351866a47332ebfa1d2bf3e5639)
(春、出産ブ-ムです。大きなお腹の黒豚のお母さん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/79/5093684b26a86c4779dab81dda9d4226.jpg?random=102de0ee17b37194c1bae58349761a1c)
ここには、昔から”酸茶”と呼ばれるお茶があります。
”酸茶”とは、食べるお茶の事で、炒ったお茶を竹筒にいれ、数ヶ月土中に埋め、発酵させそれを食べるのです。
自然崇拝の民族で、身近に採れるお茶を、おかずの様に食べるのは、生活の知恵でしょうか?
訪れた家の人の話では、今の若い世代の人は食べず、彼らのおばぁちゃんが食べていたそうです。
50歳でおばぁちゃんと言う女性が、私達の為に、作り方のデモンストレ-ションをしてくれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/30/3f98427225d329838e3c7afd5ddf3768.jpg?random=38099c7e725c9f449c49c6d9544694c3)
①茶葉を熱湯の中に入れる ②色が変わるまで混ぜる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/57/68607ce4ec4a6b05eb57a37805355642.jpg?random=c33ed6ff4d83372bd6ef90c1f3006d41)
③竹筒に詰め、粘土、椰子の葉で蓋をする ④数ヵ月後、土の中より取り出す
実際、頂いたのは、土の中に数ヶ月埋めていた物です。
少しの酸味と苦味を感じました。
おばぁチャンの時代には、男の煙草と同じで、くちゃくちゃとかみ、楽しんでいたのでしょうか?
他の民族に比べ、プ-ラン族の人々の生活は大変質素で、家の中は生活する最小必要品しか在りません。
戦前以上前の日本の田舎の生活が、時を越えて、そのまま続いているようでした。
お手洗いをお借りしたのですが、想像以上で・・・・kさんは「ウルルンの世界や!!」と叫んでいました。
その次は私のリクエストで、”竹筒茶”を愛用する、ハニ族の村に行きました。
”竹筒茶”は狩猟、採集を生業にしていた、ハニ族、ラフ族が伝えるお茶です。
ハニ族は現在約25万人で、主に1500メ-トルの山岳地帯に住んでいます。
”竹筒茶”を作ってくれたのは、ハニ族のラトウ氏、45歳。
山から切り出した青竹に水を入れ、沸騰したところで、焼いた茶の葉を入れ、1分くらい煮立て作ります。
出来上がったお茶は、青竹の香りがほんのりとし、香ばしく、ほうじ茶の様な味がしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/d8/2809d2759a765b6106bd36f422e14e67.jpg?random=1a6da7548ef8fe57b85c18d0f2477629)
それから、もう一つの”竹筒茶”の作り方とは・・
①5分程火であぶった青竹に散茶を詰めこみ、バナナの葉で蓋をし、3,4分火であぶる。
②とんとんとして、4,5回に分け、散茶を竹筒に一杯になるまで詰める
③最後に5分程火にかけ、棒で3回ほど付く
④出来上がった竹筒茶を10分ほど冷まして、斧で割る
竹から出る水分で茶葉が蒸され、棒で突く事により固められ、お茶が出来るのです。
プ-ア-ル茶の作り方と同じで、何年か置くと発酵が重ねられ、まろやかな美味しいお茶が出来上がるのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/13/99/a12eb2c450781552e0548b7cdcace27e_s.jpg?random=409556860743ad5202245267db4ad06b)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/c9/69003af010244238a06fafb0d08e0c8d.jpg?random=676afed3adeb2e75f2ca5619f0846095)
ラトウさんは、こうして昔からの方法でお茶を作り、家族用として飲み、又多くできると
売るそうです。
一般には、樹齢300年の古い茶木より作るそうです。
前日行った“巴達”の茶樹王もあることだし、この辺には、こうして自然の古い茶木が多いのでしょう。
自然界からのすばらしい贈り物ですね。
茶馬古道を通り、遠く長安の都、東南アジア、チベットに運ばれるお茶の他に、地元の人々に根付ていたお茶があったのですね。
飲茶の習慣は、はるか太古の昔から・・・・すごいです!!
デモンストレ-ションで使った竹筒を捨てようとするので、私頂きました。
ついでに、その時のお茶も。
世界に一つの、ラトウさんオリジナルのお茶セットです。
何年か先に、円熟味を増したお茶を、旅の思い出と共に頂きましょう。
その後車で山を下り、南ジュ山の樹齢800年の古茶樹を見学の予定でしたが、雨が降った為霧が濃く、断念しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/6d/602377a78b9b44f36f04476d73613031.jpg?random=3749218b18daeff5115b41bb779806a2)
(樹齢300年の茶樹) (ハニ族の子供達)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/88/25933d1402261a47a19b1dd1eb4e20b0.jpg?random=a67744c8fc0bea04734fc80c172d881f)
(茶摘を終わった、若いファミ-リ-と) (大きい茶葉)
後、今宵の宿がある景洪(ジンホン)に向かいます。
本当にいたるところが茶畑になっています。
まるで、緑に輝くジュ-タンです。
民族衣装を着て、茶摘をする彼女、笑顔がステキです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/22/e0093745a647da697d0fabac54065f9f.jpg?random=6430e1aec8c19f5f7bf4c77f24958335)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/25/0d3cbe0278a511a9c14931d4cd69fdcc.jpg?random=83de1dff051452362e1eb0db11c811ad)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Day(5):3月29日(水)
午前8時、茶馬古道の出発点になったという、”易武古鎮(イ-ウ-コチン)”へ出発。
”六大茶山”の茶山郡の中心。
シ-サンパンナタイ自治州の東にあります。
明、清の時代、茶の集積、加工地として栄え、茶馬古道の石畳も残っているという”易武”は、どうしても行きたかった町。
高速を走り、2時間半で町に到着。
小さな町で、お店がある通りは新しい家が並ぶ。
古い町並みが取り壊されたとの事で、残念です。
通りを少し入ると、古い家、石畳が残っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/5f/3ac8d8eeda7c2e04e54feb8976a14665.jpg?random=cfa353b32817c4dea098f840b52f5f48)
(茶馬古道の石畳)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/bc/5a550cfcf3b5a1c7c3f5face7fa2337f.jpg?random=998ff7c82fcdea24868cf69f02e68d5b)
(茶馬古道の石畳&古い民家)
明、清の時代、此処、易武は少数民族に支配されており、茶畑があったという。
しかし、1949年、中華人民共和国の設立により、1980年まで易武では、お茶は作られなかったそうです。
そして、古い茶馬古道の石は家を作るため、使われたのだそうです。
山中には、清時代に作られた茶馬古道の跡が、今も30キロにわたり残っているそうですが。。。。。
歴史をかみしめながら歩いていると、突然の雨。
あわてて、なごみの雑誌にも出ていた、「何天能」さんのご自宅へ。
雑誌上で、すでに対面しているので、懐かしい人に会った気分で、思わず私、「何天能さんだ」なんて、小さく叫んでしまいました。
何天能さん、3年前までは自宅でお茶を作っておられたのですが、政府の決まりで自宅では作れず、今は工場で作っておられます。
(何天能さん、奥さん&お孫さん) (茶葉を干している)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/ef/32c6230b86c54cf8132ae5523da7ca8a.jpg?random=d9d4abc79d019ebe05167e34b6a38d96)
(水パイプを楽しむ少数民族) (刺繍に余念のないおばぁちゃま)
雨も止み、何天能さんの車で、何天能さん経営の茶葉工場へと向かいます。
工場はすぐで、さっそくお茶作りの現場を見せてもらいます。
工場といっても、お茶作りは殆ど手作り状態です。
大変物分りの良い私(?)の為に、特別に餅茶の作り方のデモをしてくださいました。
(優しいです!)
釜炒りし、蒸したお茶を布袋に入れ、丸い中国のお金の形をした石で踏みつけ固めます。
暫く乾かし、一袋に7つの餅茶を入れ、その袋を6個づつ作り籠に入れます。
だから、”七子餅”と呼ばれるのです。
一般に餅茶一個が357gなので、合計で15kgになります。
一籠(一箱)ごとだと、税金も安いので、考えられたそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/1e/0da946227a0c9805daf12122f9628fa5.jpg?random=f8e9cf25aecb7c92a0d817322283accc)
(摘んだ茶葉を分ける少数民族) (蒸気で蒸しているところ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/f8/be3cbeba4468eb5fd3bf59d9b739bd50.jpg?random=81e36e4557d1b761571e08eb4b68e65a)
(足で踏んで餅茶を作ります) (6個ごと籠の中へ)
何天能さんから、お土産にと思い、いろいろお茶を買い、この日の宿がある熱帯植物園へと向かいました。
明日は、4日間お世話になった、プ-ア-ル、シ-サンパンナと別れ、茶馬古道の交易拠点として発展した「大理」へ移動します。
→パ-ト③に続く
前日のお茶の飲みすぎで、睡眠不足で少々食欲もナシで、今朝の朝食はパス。
一泊朝食付きといっても、このホテルにはそんな設備も無く、ホテルの近くのロ-カルのお店で麺類を食べるのです。
麺類は殆どス-プの麺ですが、味付けはナシで、お店に並んでいる、日本では見られない様な薬味系を入れて、自分で味を調節します。
この麺には、前日、Kさんも少々食傷気味でしたが、今朝は違うお店で、少し味を濃くして食べ、美味しかったそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_red.gif)
まず訪れたのは、孟海の「茶葉科学研究所」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/80/6d9f8527da4bc5722f4a2bfa0a1f28a4.jpg?random=d41b16b8b8681dc42d0e01f82c2389f0)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/08/e5dab03d670462557374e077ed6c5977.jpg?random=18ed3de991e9affd599a89b5907ef9ab)
(茶経を書いた”陸羽”の銅像前で)
此処は、お茶についていろいろ研究しているところで、特に”紫目茶”に力を入れて要る様です。
”紫目茶”は、古茶の事で、コレステロ-ルを下げる効用が多いとの事です。
Day(2)、プ-ア-ルの「中国プ-ア-ル茶研究院」でも試飲したのですが、朝鮮にんじんの様な、何か少々薬草の味がしました。
プ-ア-ルの研究院よりか、こちら、孟海の方が、紫目茶の研究は古く、積み方も一芯一葉で、茶葉も良いそうです。
私は体に良いと言われると、すぐに好きになるタイプですが、そんな意味で、OKでした。
何度も試飲させていただき、体の中がきれいになる気がしました。
只、100g15,000円もするので、購入は。。。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/1c/8c61a40747a36463e27155a484e86ec5.jpg?random=572e7d5c6f6df80647fea3fd781e919d)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/68/95dff9c128dda3b05300bc9332c16858.jpg?random=97ca8c7aa6ad698ff1c9845efd2e4202)
(紫目茶の木) (真さに紫色です)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/ae/cc518d03f173ddcf4ada211dbbf2145e.jpg?random=1e00ecc239c8710b217dacf1c84dd71b)
(弁護士モトムラ氏似?の先生&代表の方)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_red.gif)
プ-ラン族とは、シ-サンパンナ暮らす少数民族の一つで、最も早くからお茶の栽培を始めたとされています。
現在では、約8万人が1200メ-トルの山岳地帯に暮らしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/95/82a8d15fb9e06ee0751310085f40ac3b.jpg?random=38312351866a47332ebfa1d2bf3e5639)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/a5/032a6765b926b2e041074141efae99ed.jpg?random=0c883cef7f5b91a6db3ba9f6f38a1fca)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/5a/959305321ecd9aff9b0d244647b68c72.jpg?random=667c1508646bb5dd3328e36889b40dda)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/79/5093684b26a86c4779dab81dda9d4226.jpg?random=102de0ee17b37194c1bae58349761a1c)
ここには、昔から”酸茶”と呼ばれるお茶があります。
”酸茶”とは、食べるお茶の事で、炒ったお茶を竹筒にいれ、数ヶ月土中に埋め、発酵させそれを食べるのです。
自然崇拝の民族で、身近に採れるお茶を、おかずの様に食べるのは、生活の知恵でしょうか?
訪れた家の人の話では、今の若い世代の人は食べず、彼らのおばぁちゃんが食べていたそうです。
50歳でおばぁちゃんと言う女性が、私達の為に、作り方のデモンストレ-ションをしてくれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/4f/27f53bca884b67ab32ef6c333f3a3e40.jpg?random=9e105243941479ad3086b0baa4dc54fb)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/30/3f98427225d329838e3c7afd5ddf3768.jpg?random=38099c7e725c9f449c49c6d9544694c3)
①茶葉を熱湯の中に入れる ②色が変わるまで混ぜる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/09/91e72e665b4544bcc6ceb87141862001.jpg?random=61e8f6e192e601b9f52155c3e65b6719)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/57/68607ce4ec4a6b05eb57a37805355642.jpg?random=c33ed6ff4d83372bd6ef90c1f3006d41)
③竹筒に詰め、粘土、椰子の葉で蓋をする ④数ヵ月後、土の中より取り出す
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/cc/49743509130d63628df04e60a28bb5fa.jpg?random=55a7fc8bdeb9e91d1e0898d4c83bca81)
実際、頂いたのは、土の中に数ヶ月埋めていた物です。
少しの酸味と苦味を感じました。
おばぁチャンの時代には、男の煙草と同じで、くちゃくちゃとかみ、楽しんでいたのでしょうか?
他の民族に比べ、プ-ラン族の人々の生活は大変質素で、家の中は生活する最小必要品しか在りません。
戦前以上前の日本の田舎の生活が、時を越えて、そのまま続いているようでした。
お手洗いをお借りしたのですが、想像以上で・・・・kさんは「ウルルンの世界や!!」と叫んでいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_red.gif)
”竹筒茶”は狩猟、採集を生業にしていた、ハニ族、ラフ族が伝えるお茶です。
ハニ族は現在約25万人で、主に1500メ-トルの山岳地帯に住んでいます。
”竹筒茶”を作ってくれたのは、ハニ族のラトウ氏、45歳。
山から切り出した青竹に水を入れ、沸騰したところで、焼いた茶の葉を入れ、1分くらい煮立て作ります。
出来上がったお茶は、青竹の香りがほんのりとし、香ばしく、ほうじ茶の様な味がしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/50/1625d21161c3c61ca7591ba8eb6b97d0.jpg?random=5329cfc0edab8089697c92ceefec5529)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/d8/2809d2759a765b6106bd36f422e14e67.jpg?random=1a6da7548ef8fe57b85c18d0f2477629)
それから、もう一つの”竹筒茶”の作り方とは・・
①5分程火であぶった青竹に散茶を詰めこみ、バナナの葉で蓋をし、3,4分火であぶる。
②とんとんとして、4,5回に分け、散茶を竹筒に一杯になるまで詰める
③最後に5分程火にかけ、棒で3回ほど付く
④出来上がった竹筒茶を10分ほど冷まして、斧で割る
竹から出る水分で茶葉が蒸され、棒で突く事により固められ、お茶が出来るのです。
プ-ア-ル茶の作り方と同じで、何年か置くと発酵が重ねられ、まろやかな美味しいお茶が出来上がるのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/23/c2a696b824ba777dc44dadb2051ca590.jpg?random=f3bcb2cab6acae3f4feabcc82d69905c)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/80/ddb13c9c0f64a94d38078a96dc006283.jpg?random=7dda96be620556fd0bf2bad1cc853e0a)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/13/99/a12eb2c450781552e0548b7cdcace27e_s.jpg?random=409556860743ad5202245267db4ad06b)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/c9/69003af010244238a06fafb0d08e0c8d.jpg?random=676afed3adeb2e75f2ca5619f0846095)
ラトウさんは、こうして昔からの方法でお茶を作り、家族用として飲み、又多くできると
売るそうです。
一般には、樹齢300年の古い茶木より作るそうです。
前日行った“巴達”の茶樹王もあることだし、この辺には、こうして自然の古い茶木が多いのでしょう。
自然界からのすばらしい贈り物ですね。
茶馬古道を通り、遠く長安の都、東南アジア、チベットに運ばれるお茶の他に、地元の人々に根付ていたお茶があったのですね。
飲茶の習慣は、はるか太古の昔から・・・・すごいです!!
デモンストレ-ションで使った竹筒を捨てようとするので、私頂きました。
ついでに、その時のお茶も。
世界に一つの、ラトウさんオリジナルのお茶セットです。
何年か先に、円熟味を増したお茶を、旅の思い出と共に頂きましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_red.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/bc/3d474406a90c02801464f62fe4a70bed.jpg?random=3825383a04c9a560e920eb95ee767d9b)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/6d/602377a78b9b44f36f04476d73613031.jpg?random=3749218b18daeff5115b41bb779806a2)
(樹齢300年の茶樹) (ハニ族の子供達)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/11/5759c4b28f60f9fcb5141951c0c5ec9b.jpg?random=4c8e50c88554821b0473157b3e0b8925)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/88/25933d1402261a47a19b1dd1eb4e20b0.jpg?random=a67744c8fc0bea04734fc80c172d881f)
(茶摘を終わった、若いファミ-リ-と) (大きい茶葉)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_red.gif)
本当にいたるところが茶畑になっています。
まるで、緑に輝くジュ-タンです。
民族衣装を着て、茶摘をする彼女、笑顔がステキです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/22/e0093745a647da697d0fabac54065f9f.jpg?random=6430e1aec8c19f5f7bf4c77f24958335)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/25/0d3cbe0278a511a9c14931d4cd69fdcc.jpg?random=83de1dff051452362e1eb0db11c811ad)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Day(5):3月29日(水)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_red.gif)
”六大茶山”の茶山郡の中心。
シ-サンパンナタイ自治州の東にあります。
明、清の時代、茶の集積、加工地として栄え、茶馬古道の石畳も残っているという”易武”は、どうしても行きたかった町。
高速を走り、2時間半で町に到着。
小さな町で、お店がある通りは新しい家が並ぶ。
古い町並みが取り壊されたとの事で、残念です。
通りを少し入ると、古い家、石畳が残っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/b2/ef9286705eddd25066cff5f378b415b4.jpg?random=2df6d6da352969617e00ddf205da54c9)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/5f/3ac8d8eeda7c2e04e54feb8976a14665.jpg?random=cfa353b32817c4dea098f840b52f5f48)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/aa/ff9f20d723da0c3b1ca3e2adf25ad752.jpg?random=ca6cd318f4b9857a48d8f561049e5f1e)
(茶馬古道の石畳)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/bc/5a550cfcf3b5a1c7c3f5face7fa2337f.jpg?random=998ff7c82fcdea24868cf69f02e68d5b)
(茶馬古道の石畳&古い民家)
明、清の時代、此処、易武は少数民族に支配されており、茶畑があったという。
しかし、1949年、中華人民共和国の設立により、1980年まで易武では、お茶は作られなかったそうです。
そして、古い茶馬古道の石は家を作るため、使われたのだそうです。
山中には、清時代に作られた茶馬古道の跡が、今も30キロにわたり残っているそうですが。。。。。
歴史をかみしめながら歩いていると、突然の雨。
あわてて、なごみの雑誌にも出ていた、「何天能」さんのご自宅へ。
雑誌上で、すでに対面しているので、懐かしい人に会った気分で、思わず私、「何天能さんだ」なんて、小さく叫んでしまいました。
何天能さん、3年前までは自宅でお茶を作っておられたのですが、政府の決まりで自宅では作れず、今は工場で作っておられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/65/d638ab0cc4f4009b97d401d4442496af.jpg?random=9594e167f8ba2eaa062184286d7383b2)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/bb/13c099472dcfa15750ccaa5ddb0b86f7.jpg?random=1144878cdc84c12439044e2ed83b5c5c)
(何天能さん、奥さん&お孫さん) (茶葉を干している)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/d9/d220ff022a2642fae41fba81ee87aa5b.jpg?random=86b5f79430c0127082a93d53bee6bd5d)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/ef/32c6230b86c54cf8132ae5523da7ca8a.jpg?random=d9d4abc79d019ebe05167e34b6a38d96)
(水パイプを楽しむ少数民族) (刺繍に余念のないおばぁちゃま)
雨も止み、何天能さんの車で、何天能さん経営の茶葉工場へと向かいます。
工場はすぐで、さっそくお茶作りの現場を見せてもらいます。
工場といっても、お茶作りは殆ど手作り状態です。
大変物分りの良い私(?)の為に、特別に餅茶の作り方のデモをしてくださいました。
(優しいです!)
釜炒りし、蒸したお茶を布袋に入れ、丸い中国のお金の形をした石で踏みつけ固めます。
暫く乾かし、一袋に7つの餅茶を入れ、その袋を6個づつ作り籠に入れます。
だから、”七子餅”と呼ばれるのです。
一般に餅茶一個が357gなので、合計で15kgになります。
一籠(一箱)ごとだと、税金も安いので、考えられたそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/d0/23d7683ca5f04d78f1a01562e29c397c.jpg?random=e31e64dbec04630de88cbbd2fc799678)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/1e/0da946227a0c9805daf12122f9628fa5.jpg?random=f8e9cf25aecb7c92a0d817322283accc)
(摘んだ茶葉を分ける少数民族) (蒸気で蒸しているところ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/c9/9668bb6502941b32ddc87a949aa8e009.jpg?random=56272c2c3444b86ffccb2fb7fbb92b37)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/f8/be3cbeba4468eb5fd3bf59d9b739bd50.jpg?random=81e36e4557d1b761571e08eb4b68e65a)
(足で踏んで餅茶を作ります) (6個ごと籠の中へ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_red.gif)
明日は、4日間お世話になった、プ-ア-ル、シ-サンパンナと別れ、茶馬古道の交易拠点として発展した「大理」へ移動します。
→パ-ト③に続く
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます