S.E裏千家茶道教室 お茶のひと時

つれづれなるままにパソコンに向かいて
心にうつりゆく茶道教室の話題を書きつくれば。。。。

”茶馬古道”の旅パ-ト①

2010-04-18 15:20:57 | 紅茶、茶道&マナ-のお話
Day(1):3月25(木)

茶馬古道の旅へいざ出発!

久しぶりの中国行き、そして念願叶い、私はやや興奮気味。
同伴のお茶のメンバ-の彼女、kさんは海外旅行はベテランとか。

 関空、9時半発 中国国際航空CA162便にて、北京へ。
そして、北京から国内線にて昆明へ。

雲南の方には、日本から直行便がないので、この日は、昆明泊です。
昆明空港到着は予定より2時間遅れの7:20分。

”タクシ-は要らないか”と言う、白タクの誘いを無視して、ひたすら、タクシ-スタンドへ行く。
運転手に宿泊のホテル名を告げると、すぐ「好(okの事)」。
良かった~~と・・・一安心。
ホテルへ到着すると、旅行社のガイドさん(日本語話せる)が待ってくれており、帰るまでの国内線のe-チケットを渡される。
きれいなホテルで、”泊るだけなんて、残念ね”と・・・kさんとつぶやき、明日に向けて、ベッドイン。

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Day(2):3月26日(金)

 昆明発8:05分の中国東方空港にてプ-ア-ルへ。
プ-ア-ルと言う名は、3年前に思芽(Simao)から、プ-ア-ルのお茶を広める為、名前が変わったそうです。

空港には、これから4日間お世話になる、ガイドの”陳”さんが出迎えてくれていた。
移動の車は4駆で、運転手は、年齢よりちょっぴり老け気味の”陶”さん。

 



 まず向かったは、大規模な茶園を展開する、龍生茶業有限公司の茶園。
新芽の出た緑の茶畑が、まるでパノラマの様に広がり、圧倒。
さすが、市の名前を”プ-ア-ル”に変えただけの事はあります。


後、茶園の中にある茶葉研究所へお邪魔して、”生茶”、”熟茶”、”紫芽茶”
の試飲をする。
*生茶:自然発酵茶  *熟茶:人口発酵茶 *紫芽茶:古茶



(左:2003年熟茶 中央:2007年生茶 右:2009年紫目茶)


  
(茶葉研究所&ポインセチア集団)    (ポインセチア)


茶葉研究所を後にして、近くのお店でランチ。
とっても美味しい!。。。。庶民の味で、この日から中国最後の日まで、美味しい食事が続きまし
た!!
値段、量&味で☆☆☆☆☆

 



ランチの後は、茶店で、”花茶”を試飲。
お茶の花を乾燥させて作ったもので、甘い味。

お茶を入れる時は、いつも”ガマ”にお茶をかける。
お茶をかけると、ガマがくわえているお金を吐き出すと言われているから。
がま口・・・は多分此処から来ているのかも。

 

 今夜の宿は、プ-ア-ル市から、車で約3時間走ったところの「西双版納(シ-サンパンナ)タイ自治州」の”孟海(モンハイ)”。

孟海は、地方の田舎町といった感じ。
屋台で簡単に夕食を済まし、明日に備え、早い目にベッドイン。

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Day(3):3月27日(土)

雷と雨で夜中少し目が覚める。
そういえば、昨日、ガイドの”陳”さんが、「今年は雨が殆ど降らず、ここ2,3日、人工雨を降らせるようにしている」・・・と言われていたので、そのせいかも。

今日は、念願の樹齢1700年と言われる、”茶樹王”とのご対面の日。
 四輪駆動で、2時間半かけ、巴達(ば-た-)の山中にある茶樹王をめだし、ひたすらgo!

このあたりは、ラオス、ミャンマ-との国境を接しており、メコン川の流れに沿って、稲やサトウキビが栽培されている。

雨が少し降ったおかげで、山々の木々、茶畑は緑色に輝き、ほっとしているみたい。
途中で、茶摘をしている人に出会う。
積んだ茶葉は、1キロ8元(120円)で売るという。

 
(標高1500メ-トルの茶山)


 (新茶:一芯2葉で摘まれる)


(ハニ族の家々) 


(ハニ族のお茶作り)



茶樹王の住む山中へは、本来道が悪ければ、麓の村から、1時間ほどかけて上らないといけないのだけれど、ラッキィ-な事に、ぎりぎりのところまで、車で到着する事が出来た。



 (茶樹王の住む山の麓のダム) 

    

さぁ、此処から、いよいよ山道に入ります。

 
   (茶樹王に続く山道)           (茶樹王の山に多く咲く飛行機草)


(飛行機草:飛行機に見えますか?)



ダムの麓から歩く事約30分。念願の茶樹王にご対面!!

樹齢1700年というので、一本の太い茶樹を想像していましたが、4本からなっていました。
本来は5本だったそうですが、1995年に1本枯れてしまったそうです。残念!!

近年、お茶関係者も訪れるとかで、茶樹王を守る為、周りは網で囲いがしてありました。
それにしても、1700年とは。。。。。
お茶は、太古より、百薬の長として飲まれていたので、茶樹自身そのものに、長生きする要素があるのですね。
そして、その命を守る、茶の精が住んでいるのでしょう。

茶樹王に逢いに行くには、息絶え絶えに山中を歩くと想像していましたが、旅の前のウオ-キング、(?)又は乾季のおかげで思ったより楽に到着する事ができました。



 

 
(茶樹王の根元、点前が折れた跡)         (感激で万歳のkさん&私)



茶樹王と別れを告げ、麓までくだり、ミャンマ-の検問所がある町で、美味しいランチ。
此処では写真のお茶を頂く。
地元の人は、こうして、散茶(さんちゃ)にお湯を入れて飲んでいます。



 


 今宵の宿、再び孟海へ。
近くのお店で夕食を済まし、kさんと茶店にぶらっ~と立ち寄る。
皆親切。「座ってお茶でも・・・」と勧められ、プ-ア-ル茶を頂く。
片言の中国語と、身振り手振りで・・・こんな風だから余計に楽しい会話が成立。
げらげらと笑うこと~~。

茶店の人は、私達を韓国人か?と聞きます。

聞くところによると、最近、韓国ではプ-ア-ル茶を飲む人が増えているそうです。
だから・・・でしょう。きっと私達をバイヤ-と思ったのでは?
人相も韓国人に似ているし。
写真のおじ様は、広東から茶葉の買い付けに来ており、広東の店で自分達のプ-ア-ル茶を作って売るとの事です。
「今日、採れた茶葉で一杯いかが?」と進められ頂く事にした。

それまでもお店の人の進めで、何杯飲んだことでしょう。
プ-ア-ル茶もカフェインがありで、悲しい事に、その夜はなかなか寝付けませんでした。





→パ-ト②に続く


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