吐く息は白く、手は冷たく、昨日はまるで冬でした。
そんな寒い日、半泥子の作品を見るため、大阪あべのハルカス美術館迄行ってきました。
たまに茶席で、半泥子の茶碗を見ることがありで、一度作品を見てみたいと思っていたのです。
陶芸だけと思っていたけれど、書、絵画、文筆・・・・多才です。
生まれは1878年。
実家は津市の実業家で江戸時代から続く木綿問屋であったけれど、半泥子の頃には銀行経営をしていたという。
やはり裕福な環境が多才に磨きをかけていったのでしょう。
水差し、茶碗は古田織部的で、土の持つ味を存分に表現している。
ごつごつして、分厚つくどこか歪んだ感じ。
作陶への情熱でしょうか。
半泥子・・・・・個性的な名前だと思っていたが、36歳の時、大徳寺黄梅院の住職の勧めにより、半泥子という号を使うようになったと記されている。
覚えているだけだと・・・・・
藤島武二の絵画、利休手作り竹花入れ、古万古焼、人間国宝の、三輪休雪、金重陶陽、荒川豊蔵の作品も展示されている。
美術館は16階。
せっかく来たからと60階まで上がってみる。
実は高度恐怖症だけど、周りがガラスで囲まれており、広く、300メ-トルに居るなんであまり感じない。
大阪はなんだか遠く感じていたけれど、美術館のある天王寺からはるかに乗れば、1時間あまりで自宅に到着できる。
興味のあるみなさん、是非行ってみてください。
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