リサ、まっしぐら!

劇団扉座所属、鈴木里沙が日々書き綴っていきます。。

新宿前夜の話し。。

2007-12-12 00:55:11 | 本番日記。。
有『さて、乗り込んで参りました』
リ『ハイ』
有『昨日はゆっくり休めたようやな』
リ『ハイ。昼過ぎまで寝てました。兄さんは1日働いてたんですか??』
有『まぁそやね。・・・・・なんかさ、顔にデキ物ができかけてるみたいやな・・・・ココ(左目の下あたり)』
リ『ありゃ・・・・ホントだ』
有『大きくならなきゃいいんやが・・・・・』
リ『飲み過ぎですね』
有『やっぱりそうかな』
リ『昨日も飲んだんですか??』
有『いや、さすがに抜きました』
リ『明日に向けて、調子上げていかないと!!』
有『うん。それにしても・・・・・・・・・』
リ『予想してたとはいえ・・・・・・・・・』
有・リ『狭いですなぁ・・・・・・・・・・』
有『楽屋もとってもコンパクト』
リ『衣装に埋もれてます』
有『なんせ、登場人物が総勢』
リ『50人ってトコですかね』
有『おもろいなぁ。。』
リ『大変ですよ~』
有『だからおもろいやん。「この小さい劇場にどんだけ出て来んねん!」って感じがさぁ!!』
リ『どんだけ~~~~~~っ!!!!ですね。兄さんは小さい劇場好きですね?』
有『「白鳥の論理」って知ってる??』
リ『なんですか?突然』
有『「巨人の星」っちゅうマンガに出て来たと思うんやけど』
リ『おっ!!!!星飛雄馬!!!!!!!』
有『うん、確か花形満は語るんやと思ったけど、白鳥って優雅に泳いどるやん?』
リ『ハイハイ』
有『ところが、水面下では物凄く一生懸命足を動かしとる、と』
リ『つまり?』
有『他人から見える部分は、エレガントでも、』
リ『舞台袖では大わらわ、という』
有『こっちゃな』
リ『ははぁ、楽屋や舞台の袖周りがバタバタしてても、舞台上では優雅に舞いなさい、という戒めでやんすな』
有『まぁ、戒めっちゅうか、その方がカッコええやん!っちゅう、花形さんのアドバイスやな?』
リ『で、花形は、飛雄馬の姉ちゃんのアキコを、白鳥の論理でおとした、と』
有『そこは分からんが・・・・・』
リ『みにくいアヒルより、優雅な白鳥になれ!リサ!!と』
有『いや、それは違うやろ』
リ『どうせ建てるなら、ワラの家よりレンガの家を、と』
有『いや、だから・・・・・・・・』
リ『赤ずきんちゃん、ご用心、と』
有『おい!!お前まさか、また緊張し始めとるな』
リ『あ・・・・・・・今私何か喋ってました??』
有『しっかりしたまえ』
リ『今日朝早かったし、明日の事を考えると、緊張が・・・・・・・・』
有『しっかりしたまえ』
リ『ハイ・・・・・・・・・』



トップスの裏の様子。
舞台と楽屋の間に、「奈落」というのがあります。
若い衆は、奈落を楽屋にしています。
私も、使っております。



自分達で、鏡前を作って、「狭いながらも楽しい楽屋」になってる様デス☆