てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

仄暗い水の底から

2004年10月14日 | 読書
仄暗い水の底から 鈴木光司 角川ホラー文庫

東京湾をテーマにした短編集です。

・プロローグ
・浮遊する水
・孤島
・穴ぐら
・夢の島クルーズ
・漂流船
・ウォーター・カラー
・海に沈む森
・エピローグ

プロローグは、最後の「海に沈む森」と関係があり、エピローグに
つながっています。

全体的にホラー小説というよりは、幻想小説といった感じにまとまっています。
でも、怖いです。
怖いのが苦手な人は、夜一人で読まないように。

短編の中では、「浮遊する水」「穴ぐら」が良かったです。
「海に沈む森」は、鈴木光司らしい感じの短編でした。

この本も「バースデー」同様、100円で買ったのですが、
これなら定価で新刊を買っても惜しくなかったなと思いました。

ただ、Amazonのレビューでは、良かったという人と、つまらなかったという人に
評価が分かれていたので、人を選ぶかもしれません。