つらつら日暮らし

足立区内の寺院住職の殺害について報道

足立区の住職殺害、容疑者は墓地の販売先巡り対立…石材会社役員の女は「出入り禁止」(YomiuriOnline)
石材会社社長ら男女2人逮捕 納骨堂に大量練炭、住職殺害容疑―警視庁(時事通信)
霊園運営巡り、住職と対立 逮捕の男、事前に練炭購入(共同通信)

上記報道の通りですが、今年7月22日に、東京都足立区内の寺院住職が、一酸化炭素中毒で殺害された事件があり、その容疑者が逮捕されております。

それで、動機などが徐々に明らかになってきている状況ではありますが、どうも、霊園の運営をめぐり、対立していたという話になっているようです。

詳細はまだ分かりませんので、後は個人的な雑感ではあります。

確かに、霊園運営の場合、例えば「宗派・宗旨は問いません」みたいな宣伝をする場合があります。その場合は、文字通り霊園に遺骨を入れてあげるだけで、後の供養などは各自で行ってもらう形になるのでしょう。ただ、そうなると運営する寺院などは、一時的な収入はあるかもしれませんが、例えば檀信徒の増加などにはならないわけです。

そこで、今回の場合、殺害された住職は、墓地の販売対象を仏教徒に限り、法事を寺で営むことを条件としていたとの話です。一方で、容疑者側はそれこそ「宗派・宗旨は問いません」方式で売りたかったとのことです。

しかし、こういうのって、最初の契約などで明らかにされるべきことでしょうし、その辺の詳細が出て来ないと何ともいえない感じではあります。

また、今回の事件に直接関係は無いことかもしれませんが、新型コロナを経過して、仏教界の経済的規模は、一気に収縮したようですので、いわば「残されたパイ」をめぐっての、欲望渦巻く状況になっているのかな?という、個人的印象も持っております。

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