将棋の第34期竜王戦7番勝負は、第4局が山口県宇部市内で行われ、挑戦者・藤井聡太三冠(19)が豊島将之竜王(31)に勝利しました。豊島竜王は123手目を指さずに投了し、結果、藤井三冠は4連勝でタイトルを奪取しました。
将棋界での四冠達成は、これで6人目となり、10代では初めてとなります。なお、今回の19歳3カ月は、羽生善治九段(51)の22歳9カ月を28年ぶりに塗り替える最年少記録となります。そして、最高位の竜王位を取り、また四冠ですので、藤井四冠は将棋界の序列で、名人位である渡辺明三冠を抜いて1位となりました。
なお、将棋の様子については、もう高度すぎて分からないので、全編中継したABEMA将棋での解説をご覧いただいた方が良さそうです。
【公式完全解説】初手から終局まで<竜王戦 七番勝負 第四局/豊島将之竜王 対 藤井聡太三冠>│ABEMA将棋
昨日、別の仕事をしながら、PCモニターの隅で中継を見ていたのですが、それまでもAIの評価値は一時的には藤井三冠優位、その後、豊島竜王の逆転などを示しながら、そのまま豊島竜王が押し切るのかな?と思っていた109手目3五桂打で評価値が一瞬で逆転し、余りに驚きました。その後は、二度と豊島竜王側に評価が傾くことなく、投了まで行ってしまいました。上記の解説では、三浦弘行九段が、豊島竜王の心中を、時間があって読み過ぎてしまったのではないかという言い方をしていましたが、確かに、普通に指せば勝てそうなところ、緩手になってしまったのは不思議でした。
とはいえ、以前に羽生善治九段が当時の全七冠を制したときも、相手は不思議な敗戦があったとされるので、今回のも藤井四冠時代の本格的到来を告げる一局として語られていくのかもしれません。
豊島竜王は今期、三冠からスタートし、自らタイトルに挑戦する機会もありましたが、その全てで藤井四冠に破れ、3年ぶりの無冠となってしまいました。しかし、余りに凄まじい勝負の上での結果、最早、敢闘を讃える拍手を贈るほかありません。
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