塩野義製薬は12月27日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンに関し、ベトナムで最終段階の臨床試験(治験)を開始したと発表しました。
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンS-268019の グローバル第3相臨床試験開始のお知らせ(塩野義製薬)
しかし、何故ベトナムで?と思いましたが、上記発表を見ますと、同社ではベトナム保健省との間に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を含む感染症対策に関する合意をしたことを11月25日に発表したようですので、未だに新型コロナウィルスの新規感染確認者数が多く報告(11月下旬から、連日1万人を超えています。お見舞い申し上げます)されている同国の対策に対応したということなのでしょう。
そこで、ベトナムでの治験はワクチン未接種の成人が対象で、プラセボ(偽薬)との比較試験を行うものであり、更に、来年1月には他社製のワクチンとの比較試験も始めるようです。
ということで、悲願の国産ワクチンが、今回の状況に間に合うかどうか、ですね。間に合えば、現段階でなかなかワクチンが供給されていない地域・国にも、行き届く可能性が増すことになるのでしょう。
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