・12月4日は「ティターンズ」結成の日。作中で露呈し続けた「組織崩壊の原因」とは?(マグミクス)
それで、上記の通り、今日は機動戦士ガンダムの宇宙世紀という歴史(架空)の中で出てくるティターンズという組織について、結成された日だということです。
なお、『機動戦士Zガンダム』(1985年)は、当方がまだ小学生の時のアニメ作品なので、子どもながらに、「ティターンズ」は悪い組織というイメージしか無かったのですが、その後、色々と設定が補完されるなどして、だいたいのところが理解されたわけであります。
・ティターンズ(Wikipedia)
余り詳しくは見ませんでしたが、気になる方は上記サイトもどうぞ。
それで、そもそも、ティターンズが結成される契機となったのは、いわゆる『機動戦士ガンダム』(1979年)で描かれた地球連邦軍対ジオン公国軍の戦い(一年戦争:宇宙世紀0079年)に対する戦後処理の問題であるとされます。
具体的には、宇宙世紀0083年10月に起きたデラーズ紛争という事件というか、紛争の影響を見ておく必要があります。作品としては、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』(1990年~)で描かれたもので、ガンダムからZガンダムへの間をつなぐ作品だったのですが、旧ジオン公国軍の軍人であったエギーユ=デラーズが地球連邦軍への打撃を加えるための紛争を起こしたわけです。
結果として、紛争自体は色々と人間関係が入り組んでいて、説明には時間が掛かるので、積極的に情報を発信しているガンダムシリーズのファンサイトなどをご覧いただくことをお勧めします。ただ、紛争は非常に短く、2ヶ月程度で終わっています。まぁ、国力は大差があっても、国家同士の「正規戦」だった一年戦争に対し、デラーズ紛争は所詮、一艦隊による「ゲリラ戦」であり、紛争期間も限られるのは当然というところでしょうか。
それで、紛争の結果、ジオン軍の残党の脅威を唱えたジャミトフ准将が、宇宙世紀0083年12月4日、ティターンズを結成したという流れになっています。
なお、ジャミトフの思想ですが、一年戦争時のギレン=ザビに共感していたともされますが、理由として、地球環境の悪化を懸念し、地球人口の削減を目指したため、ということになっているようです。よって、ギレンの場合も、地球圏は人類のエリートであるジオン公国民によって統治されるべきだという発想でしたが、ジャミトフは結局、地球圏からの人類の粛清による再生という、極めて宗教じみた発想だったことが指摘されています。
それと、ただスペースノイドへの弾圧行為のみを繰り返したバスク=オムとの乖離があり、結果としてティターンズは崩壊した、という話です。意外と、ガンダムシリーズは、登場人物の思想などをしっかりと見ていくと、宗教じみているところがあり(いわゆる、現状の地球上にある宗教とは連続性は無いですが)、その辺は興味深いところです。
それこそ、ジオニズムという思想というか、或る種の信仰などについても、『逆襲のシャア』ではシャア=アズナブルが父である、既に死去しているジオン=ズム=ダイクンを演説で採り上げつつ、自分も理想が実現した暁には「父ジオンの下に召されるであろう」などと発言しているので、或る種の神格化、死んだ後の救済の完成を目指しているところがあったりするのです。
などなど、話は逸れましたが、今日はティターンズが結成された日、ということで、どうでも良い記事を書いてみました。
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