まずは、全体の構成を・・・。
序章 中央ユーラシアの歴史世界 (p.1~)
[第1部 イラン系民族] 第Ⅰ章 草原の民-古代ユーラシアの遊牧騎馬民族/第Ⅱ章 オアシスの民と国家
[第2部 トルコ系民族]第Ⅰ章 トルコ系民族の発展 【1.モンゴル高原から中央アジアへ(~p.126)】【2.ウラルから東ヨーロッパへ(p.174)】 【3.中央アジアから西アジアへ】 第Ⅱ章 中央アジアとシベリアのトルコ系民族
[第3部 モンゴル系民族] 第Ⅰ章 草原の覇者-モンゴル民族の形成と発展 第Ⅱ章 伝統と変容
[第4部ウラル系民族]第Ⅰ章 ウラル系諸民族の世界 第Ⅱ章 歴史と文化 [第5部 チベット系民族] 第Ⅰ章 民族の構成と軍事国家「吐蕃」の体制 第Ⅱ章 社会の歴史と宗教的基盤 (~p.576)
う~ん 手ごたえのある本ですね。新刊・税抜3800円は、良心的な手に届く価格かな?
今日<読んだのは、127から、174ページの「2.ウラルから東ヨーロッパへ」でしたが、ほんと、手ごたえがあるだけでなく、丁寧な地図も付されて、唸りつつ、愉しんでいました。かといって、内容は・・・?
そこで 「小見出し」を書き抜きます。章立てや見出しをこうして、書き抜くだけでも、頭の中がごちゃごちゃにならず、整頓出来る・・・。勝手に番号⑳とか附します。
①フン族の西進 ②アッティラとフン帝国 ③アヴァ―ルの遊牧国家 ④アヴァ―ルとスラブ ⑤ブルガールの勃興 ⑥ヴォルガ・ブルガール国 ⑦ブルガリア国の形成と発展 ⑧ハザール・ハーン国の成立 ⑨ハザール・ハーン国の拡大 ⑩ハザールの統治機構 ⑪ハザールの宗教 ⑫ユダヤ教の受容 ⑬ ベチェネグとポロヴェツ ※以上「2.ウラルから東ヨーロッパへ」127-174
しかし、記述されている内容は、東ローマ・ビザンツ帝国との交易や外交です・・・。自分たち自ら「記録」を残すところまでに至らない 部族連合や民族や「国」は、相手の文字の世界に記述された姿でしか、表さない・・・。でも、考古学の発掘によっても、近年、明るみに出て、研究が進んだいるんだなぁ
さて、山川『中央ユーラシアの世界』は、章を追って前から、後ろへと読み進む類の本ではないですな。
本の本と掛け合わせながら、ゆきつ戻りでしょうかしら。
今日は黒海、クリミアの「ケルソン」についての論文でした。pm5:08
でも、「民族の世界史」は、そのまま「3.中央アジアから西アジア」に突進しちゃいますかね。
↓
突進してしまいましたぁ すっきりしなかった「セルジュク」の歴史がすとーんと整理されて、気分よかったぁ。
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