典虚てん手古舞

我が為の日々の記録! 74歳

監督はリトヴァクの

2011年10月27日 | 【日録】今日は何した?どう過ごした?

 映画『将軍たちの夜』はワルシャワで起こった娼婦猟奇殺人事件の犯人が、将校だったという目撃証言から始まり、3人の将軍のうち誰?この犯人をしつっこく追及するオマーシャリフ演じる中佐(?)・・・。この4人が、正確には5人が、やがてパリに駐留、顔合わせ! ワルキューレ作戦だから1944年かな。

 そして、このパリでもワルシャワと全く同じような、猟奇殺人事件が起き、またもや犯人を追及するのがオマーシャリフで、彼はフランスの警部(フィリップ・ノワレ)の協力をえて、捜査を続けるが、殺されてしまう。

 パリでの真相を知るのは、ピーター・オトゥール演じるタンツ将軍の運転手ハルンスト、伍長? タンツは、クラブから若い女をハルンストに連れ出させ、自分の車に誘って来させる。その上で、女を殺して、巧妙な証拠隠滅と偽の証拠でハルンストを犯人に仕立て、逃亡をさせる・・・。

 お付運転手として、ついてまわるうち、単に潔癖だけじゃない狂気じみたタンツの行動を垣間見たエルンストには、かれが恐ろしくなっていく・・・。

 ここで、十分、サスペンス映画になっておりますがね。

 やがて、時は流れて、1965年・・・。ハンブルクでもまたもや娼婦を猟奇的な残酷なやりかたで殺される事件が、また起こる戦犯として刑期を終えていた・タンツは、ハンブルクで祝賀会に招かれます。

 壁の{1940-1965}  続いた師団の集まりで、タンツの歓迎会のシーン!当時の行進曲を演奏し「死も恐れなかった若き情熱を振り返ろうではありませんか」とは・・・・。

 タンツ将軍の性格モデルは ラインハルト・ハイドリッヒですかね・・・。チェコで殺された。

 

 なお、作家ヘルムート・キルスト(元ドイツ兵)の原作小説発表は、1962年発表アイヒマン裁判の翌年

 映画化は1966年制作、翌年公開・・・。『アラビアのロレンス』で好演をみせたのふたりの人気スターとあっては、興行もよかった?

  そして、監督は、ウクライナのユダヤ銀行の息子、アナトール・リトヴァクです。ソ連から、ドイツへ。ナチスが政権をとると、フランスへ・・・。やがてはアメリカ合衆国へうつる。

  それなりの映画は、繰り返し重ねてみるうちに、気づくこともふえますね。

もう10時・・・。 とりあえず、家こもり・・・。3食、一応、つくって食べました。

 今朝から、鶏がらスープを作り始めました。もう寒いし・・・。

 

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