典虚てん手古舞

我が為の日々の記録! 74歳

なんでやろ?

2010年08月06日 | 【時事雑感】イマドキ、世の中、この社会
 わけの分からない時代に全面突入したようだ、この日本・・・。

 日本といっても、自分自身がこの目や耳で確かめてきたのは、極めて
限られた地域から、あるいは触れて語りの人々からの伝達でしかなく、
あとは活字や映像などからの<情報>だ。そして今は、ネット・・・。

 さて、「行旅死亡人」が官報で常に載せられていることを本日、改め
て知った。改めて・・・というのは、わたくし自身が、「行旅死亡人」
となった祖母の最後の姿を見届けたという経験をもつからである。

 小学校一年生だった。祖母テルの面差しは、心深く刻まれており、私
の人生にも大きな影響を与えた。ただし、<プラス>の価値をもってで
ある。
 医療保険の制度も整っていなかった時代、老いゆく身は、子どもたち
の<負担>になると覚悟して、彼女はその妹と共に 消えた・・・。

 そうなった原因は、息子の<嫁>Rとうまく行かなかっただろうと、
その後の経過とあわせて、今は確信できる・・・。
 息子とは、私の叔父だ。

 叔父の遺骨を、その父(私の祖父)の墓に納めようとしたときである。
 墓石に祖母の<没年月日>がないことを不審に思った僧侶の一言から
<修羅場>が始まった。
 祖母の消息を知る私が、口を開いたからである。

 叔父の妻R子は、形相を変え、わたしを罵りはじめ、叔父の姉妹、つま
り私の母やその妹は、おいおい、泣き始めた。

 わたしは、叔父の妻R子が、叔父と結婚する前、ライバルだった、一人
の女性が、徳島と大阪の船から入水自殺をしたことも知っていた。父方の
遠縁だった。

        
 わたくしは、今話題となっている、「百歳以上の行方不明」の報道に
対して、なんとまぁ、みなさん、甘いのだろうと呆れている。

    しっかり生きて、ほどよく死ぬるがよいとわたくし
は考えてきた。
 だが、ひっくり返せば、自分の<生>を奪われて、いわゆる自己疎外し
つつの者には、命の<未燃焼>の無念が残るのだろう。

     今、愉しみつつ視聴している「リトル・チャロ」は、今の時代
目を背けてきた<生死>の問題を心優しく、語りかけてくれる映像だ。

    わたしの住まいは、本や資料が捨てられなくて
ゴミ屋敷もどきではあるが、生ゴミの類はないっ   まっ、
ゼニで片付くだろうと安穏に構えていますよ。
 見られて恥ずかしい<モノ>は、とっくに処分しているモン~

    懐かしく思いだせてもらう、そんな生き方・死に方
しましょうよ。
   それにしても、行旅死亡人のデータは凄かったっ。
そやけど、<無縁仏>はつねのこと・・・。

   本日のしあわせは、マゴと電話で会話できたこと。

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