子どものときとは違い、百貨店が苦手になって何十年やろか・・・。まあ、それでも文具や書籍を買いに行きもするし、天満屋や三越も地方都市の百貨店には抵抗はないですね。
ところが、今日の阿倍野の近鉄百貨店に足を踏み入れた時の、ショックは半端なものやありませんでした。
昼過ぎのことです。今秋は、ルピナスの種を播こうと思って、市バスに乗車ました。時々、このブログにも書いていますが、ふいっと、バスや電車に乗って、うろうろするのが好きなんですね、私。 読みかけの本一冊もって、ふらり、ぐるぐる・・・。そんなとき、使うのが一日乗車券(カード)です。
いつもの癖が出て、「運転手さん、エンジョイカードを」とつい、買ってしまいました。天王寺・阿倍野との往復なら、450円以内に納まります。でも、平日800円のカードだと、後何ケ所か、用事を作らなきゃなんないのよね。
ルピナスの種の他に、買いたいなと思っている品を案じると、ありました、ありました。ぺんてるの筆ペンのインク・カートリッジでした。 いつだったか、「カワチ」に行って求めた時、在庫も含めて、たった3個しか入手出来ませんでした。こだわりの「筆ペン」で、ソウルの教保文庫で見つけて以来、25年・・・。開明堂やくれたけの上等の万年ペンよりも気楽で使いやすいんだわ。でも、本体が廉価のせいか、店頭に並んでいません。使い捨ての商品が売れないからと推察してる
今日は、天王寺の後、地下鉄で心斎橋のカワチに行こうとかと考えたものの、一度、近鉄百貨店の文房具売り場に行ってみることにしました。昔の近鉄百貨店はダサかったし、通勤経路だったから、私でも足が運べましたのよ。
ところがです。やっと、見つけたエレベーターの案内表示板に、「文房具」という文字があらへんのです。まっ、書籍売り場の側だろうと、8階に行きましたが、目に入る売り場のキラキラ度にめまいを覚えました・・・。まさに、タイム・トラベルで、未来の世界に入り込んだ昔人間の心地と申しましょうか。
ケバケバした、落ち着きのない空間に車酔いのような不快感を感ぜずにはおられませんでした。
ああ、買物は?ですか。丸善にありました。心斎橋筋の店に行ったことはあるけれど、私の頭の中の「丸善」は、西梅田の洋書店なんですわ。大急ぎで、エレベーターをみつけ、天王寺駅から、市バス乗り場へ徒歩、とぼとぼ・・・。やっと、ここの風景を眺めて、元の世界に戻ってきたという安心感を得ましたぁ。
帰りは、ちょうど来た市バス「諏訪神社前」に乗って、鶴橋駅前下車。アップルパイがあればと、シェルブルーに立ち寄り、店員さんにあるかないかを尋ねようとしたら・・・。「とにかく、まあ座れ!」と態度で、こっちに来なかったので、踵を返しましたよ 会議室の予約かも知れないのにね。
最後に、もう一つ、けったいな気分になったのは、何十年も前から知っている馴染みのN屋ですわ。雑誌とかに紹介されて有名なせいか、一見の観光客が増えていて、それは承知のものの・・・。9人グループに続いて、6人グループが入店して来て、唖然この手の店は、そんな人数で来るもんと違うやろう ビール1本と鉄火巻を注文しましたが、湿気た海苔に、これまた吃驚。まぐろの質も、米も落ちとった・・・。 近所に帰って、いつもの店で、久方ぶりに「解禁酒日」にしましたよ。
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