てのひらの風景

廃墟や廃電車、鉄道などの心惹かれる小さなジオラマを作っています。

ジオラマ・父子(おやこ)

2013年04月28日 | ジオラマ・鉄道

紫陽花が咲くどことなくなつかしい景色の中で、仲良く蒸気機関車がやってくるのを待つ父子(おやこ)。




一目惚れして購入したC55を手に嬉しそうにしていた夫。
それに似合うジオラマを作ってプレゼントしたらきっと喜んでくれるだろうなぁ…そう思って、蒸気機関車を見ている夫とチビの姿を作ってみました。





昨年の結婚記念日にプレゼントしました。
家事は手抜きなのに、なぜかジオラマは全力投球な妻(笑)。
そんな私に愛想もつかさず一緒にいてくれる夫に感謝を込めて。







…喜んでもらえました(*´ω`)





(ジオラマ・父子 2012年11月制作)









ジオラマ・誰もいない海辺

2013年04月16日 | ジオラマ・鉄道




ひとけのないさびれた海岸沿い。
聞こえるのは蝉の声と、寄せては返す波の音だけ。
忘れたころにやってくる車両の中から見たら、一瞬で通り過ぎてしまう景色なのでしょう。





賑やかではない夏の海を作りたかったのですが、ちょっと寂しすぎました…。






(誰もいない海辺・2011年8月制作)









ジオラマ・廃集落

2013年04月12日 | ジオラマ・廃墟




そこにいた誰かの気配だけが残る、誰もいない集落。
続いていく道も草に埋もれ消えゆき、やがてこの場所も手の届かない過去になるのでしょうか?





「廃道をゆく2」(イカロス出版)に掲載されていた、平沼義之さんの写真を参考に制作しました。








奥の廃屋はグリーンマックスの木造詰所、手前二つは同社のトイレと物置に手を加えて作りました。
錆びたトタンに萌える人なので、ものすごい力入ってます(笑)



(廃集落・2013年4月制作)















ジオラマ・水路橋のある風景

2013年04月08日 | ジオラマ・鉄道




アーチを描く煉瓦の水路橋とそのむこうを渡る鉄道橋。
ひとけのない山奥に響くのは水音と、ときおり通り過ぎる列車の音だけ。





川の作り方に悩み、ネットで知り合ったジオラマ作りの先輩の方々に相談にのって貰ったことを昨日のことのように思い出します。





この作品を見るたびに、ジオラマ制作を始めたばかりの当時を思い出して、ちょっぴり懐かしい気持ちになります。




(水路橋のある風景・2010年12月制作)













ジオラマ・春は巡るけれど

2013年04月06日 | ジオラマ・その他



完成したジオラマの、あまりの地味さに苦笑い。
失敗は成功の母だよねと、そんな風に思ったジオラマです。




廃墟となった停留所に打ち捨てられたバス。
…季節は巡り花は咲くけれど、バスはずっと動かないままで。

やがてゆっくりと朽ち、時の彼方へ走り去るのでしょう。



(春は巡るけれど・2013年1月制作)






ジオラマ・隧道

2013年04月03日 | ジオラマ・廃墟

廃棄され、誰も通ることなく静かに埋もれゆく隧道。



丸田祥三さん×平沼義之さんの著書「廃道 棄てられし道」に掲載されていた写真を参考に制作しました。
とても素敵な写真集ですので、廃なモノがお好きな方もそうでない方も、ぜひ一度手にとってご覧になっていただけたらと思います(^^)




ちなみに、制作途中はこんな感じです。
地面はティッシュペーパー…(笑)




こうじゃなくてはいけない、の無いふところの深さがジオラマの魅力かもしれませんね。
好きで作りたいいろんな風景を作れるコトが何より楽しいです。


(隧道・2012年11月制作)