テニスのマドリード・オープンは、昨年から無双状態のジョコビッチが5年ぶり2度目の優勝に輝き、今季マスターズ大会の3勝目を挙げ、ナダルに並ばれたマスターズ大会の優勝記録をひとつ突き放し、最多となる通算29勝目をマークしましたね。
前年の覇者であるアンディ・マリーは、この大会で優勝しなければ、世界ランキング2位を維持出来ない状況でしたので、現在の最新世界ランキングでは、ロジャー・フェデラーに抜かれ、3位へと後退してしまいました。
準決勝でジョコビッチに敗れた錦織選手は、以前6位のままです。
この決勝戦、ジョコビッチとアンディ・マリーの試合をまだ観ていないのですが、スコアによると、6-2、3-6、6-3だったようで、ジョコビッチは今大会で初めてセットを落としたようです。
錦織選手も準決勝で、あと少しでセットを取れそうなところまでいったのですが、ジョコビッチの「ここぞ!」という勝負どころでの精神力の強さは、もう異常ですね。
これで、ジョコビッチが唯一手中にしていない5月22日開催のグランドスラム、全仏オープンへの視界が良好になってきましたね。
しかし、テニスのツアーはとても大変で、ジョコビッチはこの大会で優勝を果たしたと思ったら、現在開催されているBNLイタリア国際にも出場することになっており、ローマに翔ぶことになります。
この大会には、他にも、フェデラー、ナダルが出場しますし、錦織選手も第4シードとして参加しています。
ジョコビッチと対戦するためには決勝まで進まなければなりませんが、その前に準決勝ではフェデラー、準決勝では、過去6戦全敗で、マドリードでようやく初勝利を挙げたガスケとの戦いが待っています。
この大会は、昨年ベスト8で破れていますから、ここをなんとか突破し、せひともジョコビッチとの再戦を臨みたいですね。