タオル道中

大阪・泉州 タオル屋 てるの日記 美由喜タオル(株)

2020新作 UBU40アクア フェイスタオル バスタオル

2020-11-16 14:51:12 | プロダクツ

またまたつづきまして、UBU40アクア フェイスタオル バスタオルです。

https://youtu.be/G_uncy8c5Qc

UBU30アクアとUBU40アクアは、通常の泉州タオルの仕上げよりも、一格上の高吸水に仕上がる加工で仕上げています。

リンク先の動画は、一般的にわかりやすい吸水性の実験の一つで、10mm角のタオル片を水に浮かべて、沈むまでのスピードで評価するものです。綿は、吸水して飽和状態になると、取り込んでる空気の浮遊性を失い、沈んでいきます。なので比べる時は、同じ質量でないと公平とは言えません。よくテレビなどで、タオルを紹介するときは、膨よかなタオルを見せて、沈降法の時は、薄手の生地であるときがありましたが、膨よかなタオルは薄いものより同じ加工の場合、少し遅くなります。 動画の中の最初のグレーのタオル片と後の紅梅色のものは、同じタオル地で,公平を図っています。 グレーのものは、3秒ほどかかっています(これでも優秀です。) 因みに"泉州こだわりタオルが3秒以内"  "今治タオルが5秒以内"の基準があります。

UBU40アクアタオルのパイル糸は、40番手を使用し、双糸加工の際に無糊で織れるギリギリまで上撚りを抑えています(通常より60%少ない)またグランド糸も双糸で、使い込んでも硬くならない手法のタオルです。

 

くちなしいろ(梔子)

うすあまいろ(薄亜麻)

しろがねいろ(白金)

あかこういろ(赤香)

はいざくらいろ(灰桜)

の5色で展開しています。

 


2020新作 UBU30アクア フェイスタオル バスタオル

2020-11-16 13:06:39 | プロダクツ

つづいて、UBU30アクア フェイスタオル バスタオルです。

https://youtu.be/G_uncy8c5Qc

UBU30アクアとUBU40アクアは、通常の泉州タオルの仕上げよりも、一格上の高吸水に仕上がる加工で仕上げています。

リンク先の動画は、一般的にわかりやすい吸水性の実験の一つで、10mm角のタオル片を水に浮かべて、沈むまでのスピードで評価するものです。綿は、吸水して飽和状態になると、取り込んでる空気の浮遊性を失い、沈んでいきます。なので比べる時は、同じ質量でないと公平とは言えません。よくテレビなどで、タオルを紹介するときは、膨よかなタオルを見せて、沈降法の時は、薄手の生地であるときがありましたが、膨よかなタオルは薄いものより同じ加工の場合、少し遅くなります。 動画の中の最初のグレーのタオル片と後の紅梅色のものは、同じタオル地で,公平を図っています。 グレーのものは、3秒ほどかかっています(これでも優秀です。) 因みに"泉州こだわりタオルが3秒以内"  "今治タオルが5秒以内"の基準があります。

UBU30アクアタオルのパイル糸は、30番手を使用し、双糸加工の際に無糊で織れるギリギリまで上撚りを抑えています(通常より40%少ない)またグランド糸も双糸で、使い込んでも硬くならない手法のタオルです。

またUBU30に関しては、フェイスタオルとバスタオルのパイルの長さを変えています。フェイスは短めで、さっと拭えて嵩張らず、バスは、たっぷりの吸水量で、ゆったりと使えるように差別化しています。

こうばいいろ(紅梅)

あまいろ(亜麻)

わかばいろ(若葉)

にて展開しています。

 


2020新作 UBU20フェイスタオル バスタオル

2020-11-16 11:21:55 | プロダクツ

今年の新作の紹介です。

今年は、泉州こだわりタオル展を、あべのハルカスで即売を兼ねて開催予定でしたが、コロナウイルスのため、とりあえず延期になっています。

一方、商業密集地に、弊社も所属する大阪タオル工業組合直営店を持つと言う方は、具体的に実現しました。ですので、新作をそのお店に出品することにしました。

 

新たに加わった直営店は、阪急神戸線、西宮北口駅の南側にあります、阪急西宮ガーデンズの中の一階、阪急デパートの入り口手前左側に「SENSHU TOWEL since1887」と言うお店で今年(令和2年)11月6日にオープンしました。

 

今年のテーマは「和の彩り」です。

今年の新作 UBU(うぶ)シリーズを日本の伝統色に染め上げました。

 

UBU20 フェイスタオル バスタオルです。

UBUとは余計な飾りがない、本来のタオルの機能を100%出せるようにとの願いを込めたネーミングです。

その次の数字は、主体になっている糸の番手です。

本題に戻って、UBU20の主体になっているのは、かなり高度な加工技術で出来上がった、タオル専用の糸です。織りあがったあと、専用の後処理にて、軽くてふわふわした風合いに仕上がります。出来上がったタオルのカサ(嵩)は、細い繊維が広がってる形状によるためで、エアリーで軽〜いタオルになります。そのため柔らかいタッチで、その隙間に水分を十分キャッチしていきます。 こう説明すると、無撚糸みたいですが、無撚糸ではないので、無撚糸や、甘撚り糸のような、毛羽落ちの心配もありません。また、物理的にその形状を造っているため、洗濯しても、悪くなりません、て言うか、だんだんよくなっていく気すら感じます。私も今までいろんな糸と出会ってきましたが、一番ですね!

こうばいいろ(紅梅)

あまいろ(亜麻)

わかばいろ(若葉)

にて展開しています。

 


WHITE&NATURALタオルの後加工

2018-12-18 16:46:10 | プロダクツ

WHITE&NATURALタオルの後加工について、改めて触れたいと思います。

WHITE&NATURALのWHITEは白いタオル、NATURALは、生成りのタオルの意味です。

大阪泉州タオル産地は、遠い遠い昔から、生糸を先に織物に織って、反晒しで仕上げる産地です。現代のタオルもその手法で造られます。

現代の工業的には、生糸→整経→織→精練→漂白→染色→縫製で商品に仕上がります。

一般的なタオルの精練は主に苛性ソーダ(石鹸の成分に近い)で行われ、不純物や油分を落とします。この時、綿の繊維はペクチンや油分も脱脂され水を吸う様になります。でも工業的にやるときは、パーフェクトでは無いです。高い浴比で出来れば良いですが、それでは、資源やエネルギーが沢山かかってしまいます。その後の漂白工程なども含めて、パーフェクトになっていきます。

WHITE&NATURALの精練は、酵素でやります。やはり綿のセルロースを荒げて脱脂しなければいけません。それを先ず、糊抜きをアミラーゼ(唾液で澱粉を溶かすのと同じですね)、ペクチンをペクチナーゼ、脂分をリパーゼ、セルロースをセルラーゼで処理します。

私が、初めてこの処理に出会ったのは、1995年ごろの何かの大きな展示会だったと思います。酵素にはそれぞれ活発になる環境があり、活動させた後は、失活処理(高温にする)しなければいけません、ここが技術なのです。NATURALでもちゃんと吸水します。

WHITEのタオルは、一般的な精練処理(エコマーク基準)の上、ほとんどの人が好感を持つ白いタオルに過酸化水素のみで漂白しています。 ただ単に白度を追求するのであれば、次亜塩素酸ソーダを併用した晒しと更に、蛍光増白剤(透明な添加剤ですが、紫外線を多く反射するため、繊維の黄ばみが分からなくなります)を添加して、真っ白にしますが、エコマークでも推奨しています、安全性の高い過酸化水素のみで加工しています。

 

シリーズは、大阪泉州産地得意のスレン糸を使って、ファッション性を持たせたものも提案していますが、ズブで処理する後加工の処理は、この二つの加工でエコロジーで、ナチュラルに表現し提案しています。

 


WHITE & NATURAL

2013-10-28 16:45:24 | プロダクツ

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自社ブランド WHITE & NATURAL 
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タオルに必要なもの
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   やわらかさ  吸水性  耐久性
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   天然素材使いで、やわらかさが出る糸
   の太さ織密度(タオルの場合、高密度
   =良いタオルではありません)  酵
   素加工を多く採り入れケミカル加工を
   できるだけ減らします。でも吸水性は
   犠牲にしません。
   地糸に伸度のある糸を用い、それによ
   り使いやすさと耐久性が良いものにし
   ています。織る前の糸への糊付けをし
   なくて良い糸をできるだけ選びます。
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住空間でのタオル
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   いばらない色合い、上質さ
.
   タオルは癒しのアイテムと考えていま
   す。
   染色や蛍光増白はしていません。柄
   もつけません
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環境中でのタオル
.
   ブランド名は「白か生成りか」と言
   う意味です。
   まだ取得してませんが、白は、エコ
   マークの基準の「過酸化水素漂白」
   に適合しています。
   生成りは「無漂白」に適合していま
   す。
   また、天然で色のある綿、カラード
   コットンでの展開や、シルクや麻
   なども採り入れて行こうと思ってい
   ます。
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ことしの展開は、ペア40とネーミングしました。特殊な糸を使わず、やわらかさを体感できる40番手の糸を、糊付けなしで織れるレベルに撚り合わせました。一般的な撚り回数よりもとても甘いです。
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一足先に、TFC展にて、見ていただきました。

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大阪では、11月29日から30日にグランフロントにて、「泉州こだわりタオル展」の中に出展します。
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ぜひぜひ!おこしやす!